
ヴィンテージジーンズの裾上げをしてアタリを出す
このブログを定期的に見てくれている方でジーンズ好きの方であれば、もしかしたら「アタリ出し加工まで自分でやりやがったか!」と思われたかもしれませんが、今回はプロにお願いしました(汗)。
いつもブログを見ている人気のジーンズリペア屋さんは仕上がりは良さそうだけど、納期はなんと2ヵ月半。待っていられません。
「ジーンズ アタリ出し」で検索して日本で一番上位に表示される(Google)リペア屋さんにお願いしました。
裾上げ(チェーンステッチ)、両足表裏のアタリ出し加工で価格は5,250円(税抜送料別)。
この年代のジーンズの特徴なのかあまり詳しくないのでわかりませんが、膝から下にかけてのテーパードがほとんど無く、太めのシルエットである501XX。林丈とまではいきませんが、いつもより気持ち短めの丈にするように依頼しました。
裾上げ前の写真

裾上げ前①

裾上げ前②

裾上げ前②
裾上げ後の写真

裾上げ後①

裾上げ後②

裾上げ後③

裾上げ後④
裾上げ&アタリ出し加工はかなり使えるサービス
ジーンズを発送してから作業完了後、到着まで約20日。
裾上げ前の状態はチェーンステッチで裾上げされてはいましたが、裾の部分にタタキリペアが施してり、特有のねじれが出ていませんでした。画像で見る限りでは納期2ヵ月半の人気のリペア屋さんの仕上がりよりも良いように感じました。
裾上げのステッチの色の選択も幅もすべてにおいて申し分無い仕上がり。
ヴィンテージジーンズは欲しいけどウエストもレングスも丁度良いサイズが見つかるなんてことはほとんど無い。「だったらレプリカでってなっちゃう」という人も中にはいるのではないかと思います。今後ジーンズを購入する予定は今のところありませんが、「アタリ出し加工」はかなり使えるサービスだと思いました。

[写真]ヤフオクで購入したリーバイスのヴィンテージジーンズ
ジーンズの黄ばみをジーンズ用洗剤と熱湯とお酢で落とす
ヴィンテージジーンズは欲しいけど、サイズや色、状態等を見て欲しいと思っても価格がネックとなり、二の足を踏んでいる人も多いのではないでしょうか。

ヴィンテージリーバイス66前期の裾の破れをセルフリペア
『ヤフオク!で落札したボロボロのリーバイスのジーンズ 66前期のセルフリペア完了』の記事で、完了したと思っていたヤフオクで落札した66前期のリペア。
実はまだ裾の後ろ部分だけ破れたままだった。この部分のリペアもプロのブログで何回も見ているのでなんとなく方法はわかっていたのだが、生地が破れて当て布が必要なのにも関わらず適当なデニム生地が手元に無かったので手を付けられずにいた。

ヴィンテージジーンズのセルフリペア Part.2
『ヤフオクで格安で落札したオリジナルのビッグEのセルフリペア Part.1』の続きです。
ヴィンテージに限った事ではないが、デニム生地は長年穿いていると生地が弱ってくる。
洗わずに穿き続けるのが善しとされていた時期もあったが、今では各メディアで適度に洗うことを推奨していることから洗わずに穿き続けるという人はかなり減っているのではないだろうか。
しかし、洗おうが洗うまいが穿き続けていると生地は磨り減り、放ってくといずれ穴が開いてしまう。穴が開いたまま穿くと当然その穴は広がり、さらに穿き続けると着用すらできなくなる。
リペア(修理)の跡が味となりデザインの一部にすらなってしまう素材はデニムを除いて他にあるだろうか。
穴が開いたデニムを目立たないようにリペアするのではなく、裏地を意図的に見せるような「カスタムリペア」なんていうものも最近頻繁に目にするようになった。新品の状態ですでにカスタムリペアを施したかのようなデザインのジーパンも多く発売されている。
オークションで落札し、初めてセルフリペアを行った77501もソレ(=カスタムリペア)にあたる。これは意図的に行った部分もあるが、技術的な問題でそうならざるを得なかった部分の方が大きい。カスタムリペア、意図的に魅せるようなリペアを施したデニムは単体で見ると確かにかっこいい。
好みや程度にもよるが、実際に穿いてみると主張が過ぎてチンピラ風の男性が好んで穿いているようなソレに思えてならない。長時間かけてリペアしたが、結局のところ穿いていない。
やりすぎた「カスタムリペア」はワタクシの好みではなく開いてしまった穴はシンプルに最小限の範囲で塞ぎ、出来るだけ穴が開かないように早めにリペアを施す。
ヴィンテージショップMARVIN'Sオーナーの半沢和彦氏は「Free&EasyのDad's Style」に度々登場しているが、氏の披露するアイテムはどれもコンディションがよい。秘訣は汚れたら洗濯、こまめにリペアをすることなのだそう。
先日手に入れたワタクシのビッグE。右ひざに初めから開いていた穴のリペアは完了したが、反対側の左腿から膝にかけて、破れてはいないが、今にも破れそうなほど生地が弱っている。早めのリペアを施すことにした。


穴が開いているわけではないので直接デニムに糸を入れていく


綺麗に縦落ちした生地の目に沿ってミシンを走らせた結果、写真だけでなく肉眼で見ても糸が入っているとは思えないほど綺麗に仕上がった。
それでいてしっかりと補強できている。
使った道具
使った材料
作業時間
- 30分強
続き 『リゾルトのセルビッジのブリブリに憧れて|Levi's®(リーバイス) LVC 50155-0116穿き込み 25』を読む

ヴィンテージジーンズのセルフリペア Part.1
先日ヤフオク!で落札したオリジナルのビッグE。
右膝に穴が空いているので直すことにした。
裏返して見てみると、穴の上の部分も生地が弱っていて今にも破れそう。


サイドのステッチを解き、

接着芯地を穴とその周辺の弱っている部分にアイロンで接着し、

ひたすらミシンを往復させる。


完全に埋めてもいいが、時間と糸が多く必要になるので程ほどで終了。

サイドステッチを元通りにして完了。

マウスを写真に乗せるとリペア前とリペア後の比較画像をお楽しみいただけます
意外と簡単に出来るジーパンのセルフリペア
ダメージ加工、リペア加工物のデニムが流行っているが、穴が開いたまま穿くとその度に穴は広がっていく。
穴が空いたままの方がかっこいいという人もいるのかもしれないが、ミシンで穴を埋めたリペア痕もかっこいいと思う。
ちょっとステッチがほつれたくらいで店にリペアの依頼をするのもいいが、自分で直すと低コストで済むし、今回くらいの穴であれば1時間程度で直すことができる。そして何より愛着が湧く。ミシンも材料も安く豊富に揃っていて、簡単に手に入れることができるので是非自分でリペアしてみることをお勧めする。
使った道具
使った材料
作業時間
- 1時間弱
続き 『ヤフオクで格安で落札したオリジナルのビッグEのセルフリペア Part.2』 を読む >

ヤフオクでオリジナルのビッグEを購入
50年代のXXを手に入れようと約1ヶ月間に渡ってヤフオクに張り付いていたワタクシは結局、ボロボロの66前期を手に入れ、完璧なセルフリペアを施した。
アラート登録した出品者やキーワードに該当する物が出品されると毎日午後9時にメールで通知される。
長期間に渡って観察を続けていた為その行動は習慣化してしまい、66前期のリペアが完了した後も引き続きチェックを続けていた。全く穿いていないジーパンが3本あるのにさらに買おうというのか。ヴィンテージ特有の縦落ちをする66前期の色落ちの素晴らしさを知り、ある程度のダメージの物であれば自分で直せることを確信したワタクシは、予算3万円以内で「ビッグE」を手に入れようとしていた。
そして手に入れてしまった。

フライボタンの「LEVI STRAUSS & CO」の「R」の文字の左縦棒が長い「足長R」はビッグEモデルの特徴(Spedia)

トップボタン裏刻印「8」は良い色落ちが多いものが多いと言われている(Spedia)


数箇所すでに施されたリペアがあり、右ひざには4cm程度の穴があいているが、色残りやサイズは完璧の正真正銘のビッグEをアンダー2万円という格安で手に入れてしまった。
これでますます穿き込み中の50155-0116を穿く機会がなくなってしまった。
じゃあどうするのか。
続き 『Levi's® LVC 50155-0116穿き込み 番外編 ジーンズ専用洗濯洗剤考』 を読む >
リペア編 『オリジナルのビッグEのセルフリペア1』 を読む >

ボロボロのリーバイスのジーンズ 66前期のセルフリペア完了
リペア完了。
ヤフオク!で落札したボロボロのリーバイス 66前期のリペアを開始③【Levi's 66 SINGLE】の続きです。
リペア途中

リペア後

リペア後

リペア後

リペア後

リペア後

リペア後
リペア後
リペア前

リペア後

リペア前

リペア後

リペア前

リペア後

使った道具
ミシンはSINGER OS 99DXというかなり前に1万円するかしないかくらいの値段だった物。
使った材料
接着芯地(SUN50-25:白)462円
ミシン糸(フジックス シャッペスパン #60 COLOR.162) @200円×5個=1,000円
手順
簡単に言うと、「穴」と「生地が弱っている部分」に接着芯をアイロンで接着し、ひたすらミシンを往復させて穴埋め、補強をしていくというだけのもの。
作業時間
- 8時間(ミシントラブル除く)
ジーパン本体を入れても15,000円でお釣りがくる金額に収まった。
PC画面で見るプロの仕事に見劣りしない出来だと思うが(笑)、肝心の耐久性は穿いてみないとわからない。穿くかどうかもわからない。

リーバイスのジーンズのセルフリペア 4
ミシンが悲鳴を上げる度にワタクシは発狂していた。
ヤフオク!で落札したボロボロのリーバイス 66前期のセルフリペア③【Levi's 66 SINGLE】の続きです。
こんな大掛かりなリペアを施して、果たしてこれを履くのか。そんなことはどうでもよかった。穴という穴をすべて塞ぎ、補強の為に張った接着芯地にステッチを入れていく。
77501をリペアした頃に比べてリペアの方法は全く違う。プロのリペアの仕事をPCの画面で見ていただけなのに途中段階ながら明らかに良い仕上がりになっている。


作業が終わりに近づいた頃、ミシンの癖も掴んで止まることは無くなっていた。
使ったミシン糸は200m×5個。1km近くなっていた。

ボロボロのリーバイス 66前期をセルフリペア 3
リペア屋のブログを見ながらいつも思っていた。
「高いなぁ、修理に3万円。高いなぁ。」
ヤフオク!で落札したボロボロのリーバイス 66前期のセルフリペアを開始【Levi's 66 SINGLE】の続きです。
家庭用のミシン、素人の腕ではやはり限界がある。
初めのうちは楽しかった。2cmくらいの小さい穴を埋めるのは5分と掛からない。これくらいなら家庭用のミシン、素人の腕でも綺麗に仕上がる。
しかし、今回購入した66前期に開いている穴だらけで、その穴も大きい。
さらに全体的に生地が弱っている為に広範囲にわたって補強しなければならない。思うように糸が進まない。家庭用のミシンの為か。途中で気が狂いそうになり発狂しそうになった。長時間作業しているとミシンのモーターの方が先に悲鳴を上げ、動かなくなった。
途中で休ませてやらないとモーターが加熱し過ぎてロックが掛かるようだ。
プロのリペア屋の料金、良心的な価格だなぁ。
心の底からそう思った。
『 ヤフオク!で落札したボロボロのリーバイス 66前期のセルフリペア④ 』へ続く

ボロボロのリーバイス 66前期をセルフリペア2
ボロボロのリーバイス 66前期をヤフオク!で落札した。の続きです。
ヤフオク!で一万数千円で落札したリーバイス66前期。ジーンズリペアを営むショップのブログを2つお気に入りに登録しているワタクシは見よう見マネでセルフリペアを行うことにした。
このブログに何度か登場している77501は穴の部分にデニムを当てたが、これでは履き心地が悪い。
楽天で接着芯を購入。

裏返してアイロンで接着していく。全体的に生地が弱っていたので、穴が開いている部分だけではなく腿から膝下まで貼った。
いつも見ているリペア屋のブログで見る写真のようにきれいに貼れた。サイドステッチを解き、ミシンで穴をひとつずつ塞いでいく。
ここまでは順調だった。
『 ヤフオク!で落札したボロボロのリーバイスのジーンズ 66前期のセルフリペア3 』 へ続く