
[写真]理想的な羽根の開き具合の外羽根の靴(パラブーツ シャンボード)
羽根の開き具合考
革靴のサイズ選びは本当に難しい。
大きいサイズを選んでしまうと、羽根が完全に閉じて深い皺が入ってしまう。見た目も悪いが、履き心地も悪い。逆に、 稀にではあるが、羽根が開くことにこだわり過ぎたのかタイトなサイズを選んでしまい、シルエットが崩れてしまっている靴(を履いた人)を見かけることもある。やはり見た目も悪いが履き心地も悪い(はず)。

ピカピカに磨いたヌバックの艶
同じパラブーツラヴァーとしてワタクシも注目しているカリスマジーンズデザイナー(以下:巨匠)のブログ。
ビルケンラヴァーでもあるようで、ロンドンをビカビカに磨いて履いている。
実はワタクシもビルケン歴は長いほうで、十数年前から常に1足はシューズクロークの中に入っている程のヘビーユーザー。
初ビルケンシュトックはパサディナ。ここ数年は、夏は専らボストンを愛用しており、今現在2足所有している。
そして2足の内1足はヌバック素材のもので、巨匠と同じようにビカビカに磨いて履いている。

[写真左]磨いたヌバックのボストン [写真右]スムースレザーのボストン
左側がヌバックを磨いた物で右がスムースレザー。
手で触った感じはスムースレザーとほとんど変わらないが、ガラスレザーっぽいビルケンのスムースレザーと比べると柔らかくシワの入り方も違うのがわかる。
ヌバックは、本来オイルを浸透させてから使うもの
本来ヌバックは、オイルレザーとも呼ばれ、オイルを浸透させて使うものらしい。
ワタクシがこのビルケンをビカビカにしたのは巨匠のブログがきっかけであるが、何かの拍子で深い傷がついてしまっていたからというのもある。ヤスリで削ってから磨いているので傷は完全に隠れてしまっているが、登山靴にヌバックが採用される理由がよくわかった。
ワタクシがヌバックをピカピカに磨いた時の方法(手順)は
- Kiwiのニュートラルポリッシュを湿らせた布で均一に塗りこむ。
- ディアマントニュートラルをペネトレイトブラシを使って塗りこむ。
- 豚毛ブラッシング→乾拭き。
といった感じ。

[写真]磨いたヌバックのボストンの皺
登山用のヌバック靴の磨き方とは全く違うが、時間もかからず簡単にビカビカになった。
一回ビカビカにしてしまえばポリッシュを使う必要はなく普通のスムースレザーと同様でたまにディアマントを塗るぐらい。リムーバーはまだ一度も使ったことがない。
今度熱湯で洗うシリーズで元のヌバックに戻るかやってみようと思う。
【ヌバック関連】その他の記事
- もう一足のビルケンシュトック ボストン(ヌバック)を熱湯を使って洗った1
- もう一足のビルケンシュトック ボストン(ヌバック)を熱湯を使って洗った2
- パラブーツ シャンボード ヌバックの傷をDIYで修復
- コードバンのようなヌバックのパラブーツ シャンボード
- ひび割れだらけのDanner Explorerの銀面を削ってリペア

カーソルを乗せると画像が変わります。
靴の手入れの工程で最も時間をかけるべきなのは乾拭き
だと思っている。
実は最近まで乾拭きを殆どしていなかった。
クリームを塗った後は豚毛でのブラッシングとストッキングで十分過ぎるほどに艶が出る。
その場限りの満足感に浸るには乾拭きは必要なかった。
しかし、十分に乾拭きをしないうえにブラッシングもそこそこで終わった靴を履いた時、履きシワの部分が白っぽくなるのが早いことに気付いた。特にニュートラルのクリームで仕上げた時にはその現象はすぐに起こる。最近は色付きのクリームで仕上げているが、乾拭きが不十分でクリームが残っていればすぐに埃を吸い寄せ、同様に白っぽくなる。
どのHowto本にも書いてあることだが、靴磨きをする時はまずシューツリーを入れる。
しかし、乾拭きをする時、ワタクシはシューツリーを外す。シワの奥まで乾拭きをする為、靴の中に手を入れてシワの部分を押し上げる(上の写真のカーソルを乗せた状態)。クリームが付かなくなるまで乾拭きは続くので乾拭き用の布は白。着なくなったTシャツやワイシャツを切って使う。
最近ではブラッシング、ストッキングはそこそこにして、乾拭きに多くの時間を費やすようになった。
乾拭きを十分にした靴と、ブラッシングで終わった靴とでは1日履いた後の表情がまるで違う。
乾拭きを怠り気味な方は是非試してみて欲しい。

一生かかっても使い切れないほど増えてしまったシューケア用品
断捨離
ヨガの「断行(だんぎょう)」、「捨行(しゃぎょう)」、「離行(りぎょう)」という考え方を応用して、
人生や日常生活に不要なモノを断つ、また捨てることで、モノへの執着から解放され、身軽
で快適な人生を手に入れようという考え。単なる片づけとは一線を引くという。
断=入ってくる要らない物を断つ
捨=家にずっとある要らない物を捨てる
離=物への執着から離れる
次から次へオススメの新商品を発売するシューケアブランド
買い過ぎた。
もうシューケア用品の試し買いはやめた。
- クリームはディアマントのニュートラルと色付きのサフィールノワールクレム1925
- ポリッシュはキウィのニュートラル
- リムーバーはリグロイン
無くなったら買い足す。豚毛のブラシとペネトレイトブラシは靴の色の数だけ。
これだけあれば他の物は要らない気がする。

ミカエルフォックをサドルソープで丸洗い
5年履いている(冬期限定)パラブーツ ミカエルフォックの皺があまりにも酷いので洗うことにしました。
右足の内側の皺が特に酷く、ひび割れしてるんじゃないかと思うところもあります。
写真でもわかる通り、革も弱ってきているようです。
今回は思い切ってお湯で洗ってみることにしました。しかも熱めのお湯で。といっても温度は測っていないのでわかりませんが、浴室から出る一番熱い温度(2013.2.25追記 61℃)。3秒と手を入れていられないくらいの温度です。
まずはリムーバーでクリームを落とします。

カリスマジーンズデザイナーの影響で購入したパラブーツ シャンボード
「 Paraboot×HERMES 」での検索結果でこのブログにたどり着いたという 田中様ご愛用シャンボードのご紹介です。
このシャンボード約1年の使用にも関わらず新品同様の輝きを放っています。
シャンボードでネックとされているモカ割れも起こしていません。
ワタクシのなんて初日でしたよ、たしか。
あまり履いていないと思いきやそうでもないどころか頻度高めとのこと。
きっとシューツリーに秘密があるに違いない、と思い聞いてみたところ
プロパー3,980円なんとセール価格で880円の物をご自身で削って使われているとのこと。
勉強になります。
そしてなんと田中様、学生でありながら海外輸入を利用してご購入されたのだとか。
リゾルト林氏に感化されて購入に至った模様。
氏のブログはワタクシもチェックさせていただいておりますが、とてもかっこいい。
そして足元はほぼパラブーツ。
良い意味で日本人離れした氏のスタイルだからこそできるジャストサイズのデニム×パラブーツの着こなし。
羨ましいの一言。
ということで田中様にはAmazonギフト券をプレゼントさせていただきました。
本当にありがとうございました。
まだまだ募集しております。
詳しくは「 I Love Paraboot トップページ 」をご覧ください。