【メンテナンス】乾拭きを制する者は靴磨きを制す|Sの「乾拭き」考

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靴の手入れの工程で最も時間をかけるべきなのは乾拭き
「靴の手入れの工程で最も時間をかけるべきなのは乾拭き」だと思っている。
実は最近まで乾拭きを殆どしていなかった。
クリームを塗った後は豚毛でのブラッシングとストッキングで十分過ぎるほどに艶が出る。
その場限りの満足感に浸るには乾拭きは必要なかった。
しかし、十分に乾拭きをしていない状態で靴を履いた時、履きシワの部分が白っぽくなるのが早いことに気付いた。クリームの成分が革の表面に残っていると砂や埃を吸い寄せやすくなってしまい、見た目が白っぽくなる。
どのHowto本にも、靴磨きをする時はまずシューツリーを入れるように記載してある。
しかし、ワタクシは乾拭きをする時は、シューツリーを外すようにしている。皺の奥まで乾拭きをするにはシューツリーは邪魔になる。靴の中に手を入れてシワの部分を押し上げ(上の写真のカーソルを乗せた状態)、クリームが付かなくなるまで乾拭きをする。
乾拭き用の布はクリームが表面に残っているか否か目視で確認しやすいよう、白い布(着なくなったTシャツを切って)使っている。
ブラッシングはそこそこにして、乾拭きに多くの時間を費やすようになってから靴の状態がよくなったような気がする。
乾拭きを十分にした靴と、ブラッシングで終わった靴とでは1日履いた後の表情がまるで違う。
乾拭きを怠り気味な方は是非試してみて欲しい。
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