【メンテナンス】「シアバター」は革靴にどのような効果があるのか?|サフィール ノワールクレム1925

[写真]シアバター配合の靴クリーム「サフィールノワール クレム」
シアバターが配合されていると何がよいのか
肌の手入れに良いとされるシアバター。
サフィールのノワールシリーズにも使われており、「シアバター配合」と書かれているだけで革にも良さそうなイメージを与えてくれる。
シアバターの効果
- 皮膚への刺激が少なく、乾かない油分なのでお肌にはとても効果的
- 独特のにおいもなく、しっとりとした付け心地
- アフリカの乾燥に負けない
- アフリカではシアの木を「聖なる木」と位置づけている
- 食用、薬品、燃料として昔から重宝されてきたもの
- 常温で固形なのですが、肌に塗ると体温でとけ液状になり、ゆっくりと皮膚に浸透
- 日焼け止めにもいい
シアバターの主な成分
貴重なシアの木の実から抽出される天然の植物性脂肪
- ステアリン酸...抗酸化作用(簡単に言ってしまうと物が錆びたり、くさったりすること)
- オレイン酸...乾燥から肌を守る保湿の効果
- トコフェロール(ビタミンE)..酸化防止剤
- カロチロイド
- トリテルペン
シアバターの革への影響
- 皮革に速やかに浸透し、潤いを保ち、シミになりにくい
皮膚にも革にもいい物であることは間違いなさそう。
価格の差程の違いはない
現在、シアバター配合のサフィールノワールクレム1925のNo.1(ブラック)、No.4(ブラウン)を使用している。
ノワールシリーズが油性、ノーマルシリーズが乳化性という違いはあるが、両者を使い比べてみても使用後の見た目はほぼ一緒。僅かにノワールの方が、ドスの利いたブラック、ブラウンに仕上がるような気はする。価格の差でどうしてもノワール(1,785円)の方を使ってしまっているが、半分以下の価格であるノーマルシリーズ(840円)も遜色ない仕上がり。
残念ながら両方比べるように使ってみても手入れの過程や見た目でシアバター配合の革への影響を感じる事はできない。

[写真左]ノーマルサフィール使用 [写真右]サフィールノワール使用
低グレードな靴にシアバター配合の靴クリームを使う

[写真]スコッチグレイン アシュランス 週1~2回使用で3年以上経過
ワタクシがシアバター配合のサフィールノワールを使うのは主にスコッチグレインの靴。
スコッチグレインは自社HPでサフィールのノーマルのクリームの使用を推奨しているが、天邪鬼なワタクシはワンランク上のサフィールノワールを使用している。残念な事に所有している靴はスコッチグレインの中でグレードの低い2足。
しかし、コロニルシュプリームクリームデラックスと乾かない油分であるシアバター配合のサフィールノワールクレム1925という最高級なクリームの組み合わせで手入れをしているワタクシのスコッチグレインはグレードの枠を超えた最高級の輝きを放ち続けている。
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