藤原ヒロシ パーソナルエフェクツ|Personal Effects HiroshiFujiwara

Personal Effects -藤原ヒロシ-
Personal Effects=(最愛の、お気に入りの)所持品、身の回り品
この本が発売されたのは今から約4年前の2009年。やはり本物のカリスマが目をつける物は何一つとして廃れていない。
流行のほとんどがこの人から始まっているのではとすら思ってしまう。広告めいたページもあるが、それを分かったうえで欲しくなるカリスマのPersonal Effects(お気に入りの所持品)。
Personal Effects
よく「コレクター属」に分類される。 どうやら人からはそう思われているらしいけど、自分ではそうは思わない。
なぜかというと、僕はモノを使い倒すから。いわゆるコレクターの人たちって袋に入れたまま、箱に入れたままで、綺麗に陳列したりクローゼットにしまっておいたりするイメージ。僕は昔から買ったものはすぐに開封して遊びたい、身に着けたい。子供の頃、デパートからの帰りにバスのなかで親に叱られながらも買ってもらったばかりのおもちゃで遊んでいた。家に帰るまで待てなかった。買った洋服をそのままきて帰って来たことも何度かある。なので、レアなものだろうが何だろうが、とにかく一度は身に着ける。
「コレクターっぽいのかな」と唯一自分で思うところはモノを捨てないというところか。単にもったいないという理由だけでなく、モノをとっておきたい。今は興味がなくなったとしても何年後かにまた必ず必要な時がくる、着たくなる時が来る。そうこうしている間に部屋はモノで埋め尽くされていく。
今回この『Personal Effects』に掲載されているモノは、そんなモノの中から年代を問わずセレクトしたモノたち。香港の輪ゴムから高級腕時計まで、一般的に変えるモノから入手不可能なモノまで、かなり面白いセレクトとなったと思います。
藤原ヒロシ
引用:Personal Effects ㈱マガジンハウス 2009年8月
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