【メンテナンス】ビルケンシュトック ボストン ヌバック を熱湯を使って洗った

ヌバックのビルケンシュトックボストンを丸洗い
ビカビカに磨いているワタクシが所有しているもう一足のビルケンシュトックのボストン。
このボストンもソールが限界を迎えているのでこの機会に綺麗にしてソールを交換することにした。
どういう形で交換するか決める前にこちらもかなり見た目が悪くなってしまっているフットベッドの洗浄をすることにした。

「 前回 」は、ソール交換直後ということで出来なかった、熱湯での洗浄をやってみることに。
この日の熱湯は61℃。
以下の3点に注目しながら洗浄を行った。
- ワックス、クリームを使ってビカビカに磨いてスムースレザーのようになったアッパー部分は熱湯に浸けるとどうなるのか
- フットベッドのスウェード部分はぬるま湯で洗った時と比べてどの程度綺麗になるのか
- 熱湯に浸けることでコルクはダメになるのか
熱湯に浸けること2時間弱。
使ったのは、M.モゥブレィのスエード&ヌバックシャンプー。
アッパー、フットベッドを泡まみれにし、ワイヤーブラシで汚れをかき出すようにこすって、さらに1時間すすぎの意味で熱湯に浸けた。
タオルドライ後



サドルソープはその存在を否定するような内容の書き込みを何度かしているが、起毛したヌバック素材に入り込んだアッパーのワックス、クリームはスエード&ヌバックシャンプー無しでは除去することはできなかった。
やるなぁ。M.モゥブレィ スエード&ヌバックシャンプー。

そして予想通りのコルク部分。
熱湯でボンドが白くなって固まってしまった。剥がれ落ちている箇所もある。
予想はしていたが、このままでは乾いた後、履くことはできない。
じゃあどうするのか。

乾燥後の写真
ビルケンシュトック コルクケアでコルク部分をコーティング

熱湯を使うとより綺麗になるが、起毛したヌバック部分に入り込んだワックス、クリームは熱湯のみで落とすことは出来なかった。
M.モゥブレィのスエード&ヌバックシャンプーを合わせて使うことで2枚目の写真の通り綺麗さっぱり落とし切ることが出来た。
ワイヤーブラシでフットベッドのスウェード部分を擦りまくった結果、印字されていたBIRKENSTOCKの文字が消えてしまったが、汚れも綺麗に消し去ることに成功。

熱湯を使ったことでコーティングが剥がれ落ちてしまったコルク部分。
触るだけでコルクの粒がボロボロと落ちてくる。ビルケンシュトックから発売されているKork-Pflegeという補修剤を使ってコーティングすることに。

BIRKENSTOCK ビルケンシュトック Kork-pflege(コルクケア)
見た目、匂い、質感共に木工用ボンドそのもの。

乾燥後は新品の同部分と比べてもどっちが新品かわからない程の仕上がりになってくれた。

今回使用した補修剤を利用することでコルク部分の劣化を遅らせることができ、いざとなれば新品に交換することも出来る。
しかもソール、ベルト、フットベッドとアッパー部分以外はすべて交換が可能。アッパーに使用されている革も長年使用しているが劣化は見られない。手入れを怠らなければ一生使うことが出来るのではないかと。
やるなぁ、ビルケンシュトック。