
L.L.Bean トートバッグのハンドル部分を短くするカスタム
エイジングを目的に、熱湯に浸け、雨ざらしにし、蛍光増白剤入りの洗剤で洗濯することで柔らかくなり使い込んだ雰囲気が出たが全く使っていない、ただ所有しているだけのL.L.Beanのトートバッグのラージサイズ。
これまでの履歴
L.L.Beanトートバッグの歴史
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電気冷蔵庫の無かった当時は、冷蔵庫の代替品としてアイス・チェストと呼ばれる木製のボックスの上段に氷を入れて物を冷やしていました。アメリカ・メイン州では、冬に凍った湖で切り出した氷を貯氷庫で保存し、夏の間はアイス・チェスト用の氷として小さく切り売りしていました。
この氷を家まで運ぶための道具として丈夫なキャンバス地を使ったバッグが販売されていました。これが前述のトートの前身、「ビーンズ・アイス・キャリア」です。当時のカタログでは、このバッグを使用して氷の他にも暖炉の薪を運んだり、収穫した野菜など運ぶなどの用途も紹介されていました。
引用:L.L.Bean公式HP
安価で丈夫、生活するための道具であったトートバッグは、サイズ、カラーバリエーションも増え、肩掛けできるようにとハンドル部分を長くした結果、多くの人に愛されるファッションアイテムに近い存在になった。
現行品の持ち手部分を短くするヴィンテージカスタム(アイスキャリアー化)
これから先、もし大きい氷を運ばなければいけない状況になったらはたしてこのトートバッグで運ぶことが出来るだろうか。出来たとしても決して運び易くはないはず。ファッションアイテム化した現行のトートバッグをアイスキャリアー(Ice Carrier)化するべく近所の洋服の修理工房にこのトートバッグを持ち込み、ハンドル部分を短くするカスタムを依頼した。
現行品のL.L.Beanのトートバッグは持ち手の長さを「ロング(長い方)」と「レギュラー(短い方)」から選べるが、このトートは「レギュラー(短い方)」。それをさらに短くしたいという内容。
カスタム前

カスタム後

カスタム前

カスタム後

カスタム前

カスタム後

Before After

[写真]左:Before 右:After
L.L.Beanのトートバッグのハンドル部分を短くするカスタム まとめ
ハンドル部分を11.5cmずつ短くしたことで肩に掛けることはできなくなったが、見た目のバランスがよくなり、さらに手に持って歩いてみるとプランプランしていたのが気にならなくなって使い易くなった。
年代の古いヴィンテージの場合はハンドルが短いものがあるが、「汚れ」や「破れ」等、状態が悪いうえに「高額」。カスタムであれば新品に近い状態で「好みの長さのハンドル」のトートバッグが出来る。
カスタム料金は4,000円弱。カスタム料金を含めてもヴィンテージ品を買うより安く抑えることができた。
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