【リペア】ジーンズのセルフリペア(自分で直す) ビッグE Part.2|ジーンズの「生地の補強」1

ヴィンテージジーンズのセルフリペア(自分で直す) Part.2
『ヤフオクで格安で落札したオリジナルのビッグEのセルフリペア(自分で直す) Part.1』の続きです。
ヴィンテージに限った事ではないが、デニム生地は長年穿いていると生地が弱ってくる。
洗わずに穿き続けるのが善しとされていた時期もあったが、今では各メディアで適度に洗うことを推奨しているので、洗わずに穿き続けるという人はかなり減っているのではないだろうか。
しかし、洗おうが洗うまいが穿き続けていると生地は磨り減り、放ってくといずれ穴が開いてしまう。穴が開いたまま穿くと当然その穴は広がり、さらに穿き続けると着用することができなくなる。
リペア(修理)の跡が味となりデザインの一部にすらなってしまう素材はデニムを除いて他にあるだろうか。
穴が開いたデニムを目立たないようにリペアするのではなく、裏地を意図的に見せるような「カスタムリペア」なんていうものも最近頻繁に目にするようになった。新品の状態ですでにカスタムリペアを施したかのようなデザインのジーパンも多く発売されている。
オークションで落札し、初めてセルフリペアを行った77501もソレ(=カスタムリペア)にあたる。これは意図的に行った部分もあるが、技術的な問題でそうならざるを得なかった部分の方が大きい。カスタムリペア、意図的に魅せるようなリペアを施したデニムは単体で見ると確かにかっこいい。
好みや程度にもよるが、実際に穿いてみると主張が過ぎてチンピラ風の男性が好んで穿いているようなソレに思えてならない。長時間かけてリペアしたが、結局のところ穿いていない。
やりすぎた「カスタムリペア」は好みではなく開いてしまった穴はシンプルに最小限の範囲で塞ぎ、出来るだけ穴が開かないように早めにリペアを施す。
ヴィンテージショップMARVIN'Sオーナーの半沢和彦氏は「Free&EasyのDad's Style」に度々登場しているが、氏の披露するアイテムはどれもコンディションがよい。秘訣は汚れたら洗濯、こまめにリペアをすることなのだそう。
先日手に入れた「リーバイス ビッグE」。右ひざに初めから開いていた穴のリペアは完了したが、反対側の左腿から膝にかけて、破れてはいないが、今にも破れそうなほど生地が弱っている。早めのリペアを施すことにした。
手順、使用材料等は前回と同様


穴が開いているわけではないので直接デニムに糸を入れていく


綺麗に縦落ちした生地の目に沿ってミシンを走らせた結果、写真だけでなく肉眼で見ても糸が入っているとは思えないほど綺麗に仕上がった。
それでいてしっかりと補強できている。
使った道具
- ミシン
- アイロン
使った材料
- 糸(フジックス シャッペスパン 60番 グレー)
- 接着芯(バイリーン シッカリタイプ)
作業時間
- 30分強
> 続き 『リゾルトのセルビッジのブリブリに憧れて|Levi's®(リーバイス) LVC 50155-0116穿き込み 25』を読む
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