【考察】20世紀のNo.1シューズ「クラークス デザートブーツ」 |Clarks Desert Boots

[写真]愛用のクラークス デザートブーツ
クラークスのデザートブーツを多くの人が履いている理由
世界中の幅広い年齢層から愛されているクラークスのデザートブーツ。
笠倉出版社 サクラムック ALL ABOUT BOOTS Vol.3によると、1950年の販売開始以来、累計で1,200万足を販売。20世紀のNo.1シューズに選ばれたそうです。
そんなクラークスのデザートブーツの人気の理由を考えてみました。
contents
クラークス デザートブーツの価格
世界中から愛されるには低価格であることは必須条件。
クラークスの公式ホームページでの価格は23,000円(税抜)。楽天市場の最安値は公式のおおよそ半額の12,999円(並行輸入品)で販売されています。
並行輸入品とは
「並行輸入品」とは一体どんな意味を持つ製品なのでしょうか? 相対する「正規輸入品」との違いから考えると分かりやすくなります。
まず、「正規輸入品」とは、海外ブランドの日本法人や契約関係にある企業などが、その海外ブランドから直接購入した製品を、輸入販売している製品を指します。
これに対し「並行輸入品」とは、海外ブランドとは無関係の個人や会社が、海外の直営店や量販店、ネットショップなどで一般に流通している商品を購入し、それを輸入販売している製品を指すのです。つまり、流通のルートが異なる輸入品というだけで、購入に難しい手続きなども不要。また違法でもありません。
2アイレットながらも安定感のある履き心地
クラークスのデザートブーツに快適な履き心地を求めるつもりはありませんでした。しかし、実際に履いてみると、柔らかいスウェードのアッパーと薄めのクレープソールは、足袋もしくは厚手の靴下を履いているかのような履き心地。
2アイレット(靴紐を通す穴が2つ) 故にしっかりとしたホールド感は無いものの、かと言って脱げてしまいそうな感覚も無い。足首までやさしく包み込んでくれる、靴を履いていることを忘れるようなそんな快適な履き心地でした。
さらに採用されているステッチダウン製法は軽くて返りが良いという特徴があり、前述の2アイレットは足入れしやすい(脱ぎ履きが簡単)のは言うまでもありません。
オールソール交換で長期利用も可能
縫製やインソールは、革ではなくフェルトであるところを見ると、耐久性はそれ程高くないように感じますが、オールソールを交換することも可能なようなので、所謂履きつぶす靴ではなく、大切に履けば長く使える靴であると考えます。
綺麗目からアメカジまで幅広い着こなしに対応
老若男女に愛されるシンプルで飽きのこないデザイン。カラーバリエーションも豊富です。
例えばブラウンのスウェードと濃紺のデニムとの相性は抜群。チノパンやウールパンツにももちろん合います。
デザートブーツの着こなしと言えば、綺麗目な感じをイメージしがちですが、意外にも色落ちしたデニム等、濃いめのアメカジスタイルにも合うことは下の藤原ヒロシ氏の着こなしを見れば誰もが納得してしまうのではないでしょうか。
藤原ヒロシ氏も着用

[写真右]クラークスのデザートブーツを着用している藤原ヒロシ氏
20世紀のベストシューズまとめ
お手頃な価格が履いている人が多い理由なのかと思っていましたが、それだけではなく、履き心地は抜群で流行り廃りのない幅広いコーディネートに使えるデザイン
まとめると
- 比較的低価格
- 幅広いコーディネートに対応
- 脱ぎ履きが楽
- 包み込むような履き心地
- シンプルで飽きのこないデザイン
- 長期間使用できる(オールソール可能)
20世紀だけでなく、21世紀のベストシューズにもノミネートされることは間違いないでしょう。