【カスタム】Barbour(バブアー)のオイルドジャケットのオイル抜きに挑戦|ビデイルジャケット油抜き
リアルな使い方にこだわりすぎて、着る機会が全く無かったバブアー(Barbour)のオイルドジャケットをオイル抜きする
見た目に惚れて入手したものの、電車はダメ、車もダメ。臭い、汚い、触るとベトつくBarbour ビデイルジャケット。
オイルを塗ることで生まれる防水機能と防寒性を堪能しようと釣りの時とバイクに乗る時に着用していたが、 今シーズンは釣りにも行かずバイクに乗ることもなかったので1度も着ることがなかった。雨が降っても傘を差さない文化がある英国でのリアルな使い方を日本の街中でしてしまうとただの非常識者。「ファッション=自己満足」の枠から外れてしまうオイルドジャケット。
「使用」にも「保管」にもNG項目が多すぎる。
contents
【Barbour(バブアー)公式】お取り扱い上のご注意
- 防水オイルによる処理を施してあるという商品の特性上、ご使用方法によっては他のものに防水オイルが移染する可能性がございますので下記にご留意下さい。
- 電車や自動車などの乗り物に乗る場合は着用をお避け下さい。
- 移染を避ける為、オイルドクロス面が別の素材に触れないように、ジャケットを裏返して丸めておかれることをお勧めします。
- シートや椅子に長時間放置すると移染する可能性があります。
- 同様に、オイルドクロス面が別の素材に触れないように、ジャケットを裏返して丸めておかれることをお勧めします。
- 長時間着用しているとパンツやスカートに移染する可能性があります。
- 保管においては、クローゼットのなかで他の衣料に直接密着する状態を避け、通気性のよい布にかぶせて保管ください。
【Barbour(バブアー)公式】お手入れ方法
- 防水オイルを洗い流してしまうため、オイルドジャケットは温水や洗剤を使用する従来の方法では洗うことができません。
- お湯は決して使用しないで下さい。
- 温水や洗剤、溶剤や石鹸は絶対に使用しないで下さい。洗濯機の使用はできません。
- 洗ったりドライクリーニングを行うと防水オイルが抜けてしまいます。
- 無理に乾かしたり、火に当てることは決してしないで下さい。
かなりめんどくさい。
Barbour(バブアー)のオイルドジャケットのオイル抜きに挑戦
着ていないのに保管には気を使う。
手放してしまおうかとも考えたが、一度やってみたかったオイル抜きをやってみることにした。
オイル抜きをやってみたいと思ったのは下記のサイトを見たことがきっかけです。
Barbourのインターナショナルをオイル抜きしていて、かなり渋い仕上がりになっています。
オイル抜きに使用した物
- プラスチック製のタライ
- お湯(60℃)
- ナイロンブラシ
- Workers(洗剤)
オイル抜きの手順
- タライに貯めたお湯(60℃)に洗剤(Workers-Amazon)を大量(記載してある用量を無視して)に注ぐ
- オイルドジャケットを浸ける
- 30分程度置いておくと、オイルが表面に浮いてくるのでお湯から出してナイロンブラシで表面を擦ってオイルを落とす
- タライのお湯を入れ替えてすすぐ
- 1~4を数回繰り返す
- 裏返しにしてバスタオルに包んで洗濯機で脱水
- 乾燥
オイル抜き中
オイル抜き中
オイル抜き前
オイル抜き後
オイル抜き前
オイル抜き後
オイル抜き前
オイル抜き後
オイル抜き前
オイル抜き後
オイル抜き前
オイル抜き後
オイル抜き・乾燥後の縮み
- 着丈(前面):63cm → 61cm(-2cm)
- 着丈(背面):70cm → 69cm(-1cm)
- 着幅(脇⇔脇):59cm → 58cm(-1cm)
- 袖丈(脇下⇔袖先):50cm → 50cm(±0cm)
オイル抜きのメリット
- 臭くなくなった
- いい匂いになった
- ベトつきが無くなった
- バスに乗ることができる
- 電車に乗ることができる
- 車に乗ることができる
- 軽くなった(重量)
- 着る機会が増えた
- チョークマークができなくなった
- 脱いだ後の置き場所に困らなくなった
- シーズンオフ時にオイルを塗り直さなくてよくなった
- シーズンオフ時の保管に気を使わなくてよくなった
オイル抜きのデメリット
- 色が変わった(ダークグリーン→ライトグリーン)
- 防水機能が無くなった
- 防寒性が下がった
- 耐久性が下がる(Barbour®オフィシャルサイト)
オイルドジャケットのオイル抜き、大成功

上記手順の1~4を4回繰り返した。
生地が重なっている部分を中心に100%完全にというところまで落としきることはできなかったが、十分に満足できる仕上がり。
臭くない(油汚れに強いと評判の洗剤、Workersはオレンジの香り)、汚くない、ベトつきがなくなったので電車も車もOKに。それだけでなく、オイルを抜いたことで見た目の印象も重量もグッと軽くなり、使いやすいコットンジャケットになった。
オイルが抜けてくると耐久性が落ちるとのことだが、毎年丁寧にオイルを塗り直していても生地が弱ってくるのは避けられない。さらに防寒性は落ちて、防水機能は無くなってしまったが、防寒性、防水機能、共に元々中途半端なものしかなかったので実質デメリットは無し。
オイルを塗ることで得られるのは、「英国王室御用達ブランドのアイテムを着用しているんだ。」という自己満足と、ほんの少しの防寒性とほんの少しの防水機能のみということに気が付くのに5年もかかってしまった。
オイル抜きをされる際は自己責任でお願いします。「Barbour(バブアー)からウォッシュドビデイルSL(Amazon)」も発売されていますのでそちらもご覧ください。
> 続き「Barbourのオイルドジャケットは本当に良いジャケットなのか?」を読む
関連記事
- Barbour(バブアー) のノンワックスモデル SL(スリムフィット) ビデイル ピーチド(ピーチスキン) ジャケット 購入レビュー
- ラベンハムのキルティングジャケットは本当に良いジャケットなのか?
- ラベンハムのキルティングジャケット ウールとポリエステルの違い
- Barbourのオイルドジャケットのメンテナンス(リプルーフ、リワックス、オイルの塗りなおし)と保管方法
Post a Comment.
Title: Re: 【カスタム】Barbour(バブアー)のオイルドジャケットのオイル抜きに挑戦|ビデイルジャケット油抜き
Posted by No name
見た目がかっこいいから着ているという人が99.99%でオイルドである必要は全く無い。オイル抜きするくらいなら最初からオイル無しを買うべき。
Title: Re: オイルドジャケットのオイル抜きに挑戦|Barbour ビデイルジャケット油抜き
Posted by ROMAN
検索で辿り着きました。
私も長らく良いな〜と思っていたのですが、オイルの塗布具合でオーバースペック過ぎに気付き購入を見送ってました。
しかし、正にオイル抜き後&used加工したビデイルがアウトレットにあったので即購入しました。
ビデイルユーザーからはウケは良くないですけど、質感とか気軽に着れる点で大変満足です!
それにしても、オリーブのオイル抜き後は良いっすね。
擦れた感じも最高です!
Title: Re: オイルドジャケットのオイル抜きに挑戦 -Barbour ビデイルジャケット油抜き-
Posted by No name
え、オイル抜き…え~……
Title: たきかわさん >
Posted by S
サイズ感はほとんど変わっていないように感じています。色はセージ⇔黒なので何とも言えませんが、グレーっぽくなるのではないでしょうか。
オイル不使用のタイプを買い直した方が長い目で見るとよいのではないかと思います。
参考にならなくてすみません。
Title: Re: オイルドジャケットのオイル抜きに挑戦 -Barbour ビデイルジャケット油抜き-
Posted by たきかわ
検索してたどり着きましたが、参考になりました。
私のものは黒色のタイプですが、見た目だけで買ってしまったもののベタ付き感が不快で我慢ならず、オイル抜きに挑戦するか比較的新しいうちにオークションなどで売るか迷っています。
お尋ねですが、サイズ感は実際に着てわかるぐらいに変化はありましたでしょうか? 私は中に着こまないのでサイズがやや大きいかなとも感じているので、少し縮めばラッキーとも思ってます。また黒色だと色の変化がどれぐらいなのか、少し不安で考えています。
もしもアドバイスがあれば、お願いします。
Title: koukoさん >
Posted by S
エポキシ樹脂、少し調べて見ましたが、ゴムのような素材なのでしょうか。
オイルを抜いたので、それをすると目立ってしまうと思いますが、再度オイルコーティングする時が来たら破れた箇所に使ってみようと思います。
ありがとうございました。またお願いします。
Title: Re: オイルドジャケットのオイル抜きに挑戦 -Barbour ビデイルジャケット油抜き-
Posted by kouko
たいへん参考になりました
擦れて破れやすい所にエポキシ樹脂を浸透させると
凄まじい強度と耐久性なりますよ
Title: Mさん >
Posted by S
ありがとうございます。
Title: No title
Posted by M
色と質感はオイル抜き後の方が好きです。