【考察】ベストジーニスト 木村くん(キムタク)のオススメはドゥニーム |リーバイスの復刻モデルの評判

リーバイスのレプリカジーンズの評判とキムタクがオススメするジーンズ
ジーンズ好きなら誰もが認めるヴィンテージリーバイスの圧倒的なオーラ。
1990年代中盤のヴィンテージジーンズブーム。 ボロボロに破れたジーンズが10万円、デッドストック(未使用品)であれば製造時期によっては百万円を超える値が付いてしまう程。 洋服の価格の域を脱してしまったヴィンテージジーンズ。このヴィンテージブームと同時期に生まれたレプリカジーンズブーム。 リーバイスのヴィンテージを最高の形とし、詳細な部分まで模倣。多くのブランドが誕生した。
以下は、1998年6月6日に開設され、現在では一日の総PV数が約140万の超有名サイトウェブサイト 『 ほぼ日刊イトイ新聞 』内に書かれた記事の一部。
要約すると、「ジーパンが欲しくなった糸井さんが友人のキムタクに相談すると、新品で買うならリーバイスじゃないブランド(レプリカブランド)の方が良かった頃のリーバイス(ヴィンテージ)の要素があるのでとレプリカ(ドゥニーム)をオススメされた。」という話。
ドゥニーム探して90分。(その1)
自分で徹底的にジーンズを履き続けて、 自分の「あじ」のついたジーンズを履いてみようと思った。
LEVI’Sが復刻版の501と呼ばれるジーンズを 発売していることは知っていたけれど、 ジーンズの知識が深まっていくと、 この「本家の復刻」が、本家であるにもかかわらず というか本家であるがゆえにというかの理由で、 「昔の色落ち」を 期待できないらしいということがわかってくる。 そんなことは、現代(いま)のジーンズファンなら 誰でも知っていることで、ブランド・ネームよりも、 「リアルなジーンズ感」のほうを優先させる消費者が けっこう多いという商品は、そんなにはない。 モーターサイクルや、 ロックンロール・ミュージックの ファンと重なった部分があるようだ。
ぼくは、やっぱり昔のタイプのジーンズファンで、 ブランド信仰があいまいなかたちで残っている。 本家の復刻版なら、まちがいないはずだと、 それ以上考えずに買ったりするお客さんだ。
いまのジーンズファンというものがいることを知ったのは、 木村拓哉くんにであってからのことだ。 木村くんを知ったことは、 かなりぼくの人生の後半戦に影響を与えていると思う。 ぼくは、そのへんのことを、 「イージーライダーという映画で、 ピーター・フォンダの運転するハーレー・ダビッドソンの バックシートにまたがって すっかりハイになってるジャック・ニコルソン」 に喩えていたけれど、 その感じは当たってたなぁと、いまも思っている。
ま、新しいジーンズ・ファンとしての木村くんは、 「本家の復刻版」よりも、 もっと「草創期の本家製品」に 近いものをつよくすすめてくれた。 これが、「日本製のレプリカジーンズ」というものだった。 木村くんというのはマメな人で、 いつも誰かにガンをつけてるような目をしながら、 ちいさな親切みたいなことをやってくれる。
引用:ほぼ日刊イトイ新聞|ドゥニーム探して90分。(その1)
ジーンズ好きの間では周知の事実であるリーバイスレプリカ(復刻)の評判。
復刻とは名ばかりの出来の悪いジーンズ。 「お勧めは?」と聞かれた多くのジーンズ好きは、リーバイスの名前を出した後、当たり前のようにリーバイス以外を勧める。
あらゆる場所で繰り広げられてきたであろうこのやりとりは、ファッションだけでなく、各方面に多大な影響を与える2人の間でもなされていた。たった一文で人の心を鷲掴みにしてきたキャッチコピー界のカリスマが数回にわたって綴るジーンズ購入時にまつわるエピソード。 評判を聞いたジーンズ好きは、5年連続でベストジーニストに選出され、初の殿堂入りを果たしたヴィンテージジーンズ好きとしても有名なスーパーアイドル。
これから本格的なジーンズを買おうとする人、未来のジーンズ好き・ジーンズ通になるかもしれない人にまで広まってしまったよくない評判。 本来の意味でのレプリカを製造できる唯一のメーカーが、レプリカジーンズブームの土俵から外れてしまうという現実。上記の記事が書かれたのが1998年8月。 レプリカジーンズブームの初期に押された烙印の影響は今も続いていると思われる。
実際に穿いて評価を下した人はどれだけいるのだろうか。
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