リッチデリケートクリーム(M.モゥブレイ )レビュー| 通常版 デリケートクリームとの比較
[写真]リッチデリケートクリーム(M.モゥブレィ)
リッチデリケートクリームは本当にリッチなクリームなのか?
ゼリー状のプルプルとした見た目、香り、靴に塗った後の「なんか革に良さそう」な感覚。 デリケートクリーム、略してデリクリ。
なんとなく革に良さそう。という理由だけで多くの人が使っているデリケートクリーム。
そのデリケートクリームのプレミアムバージョン、「リッチデリケートクリーム」が発売されたと聞いて、しばらく我慢していましたが、買ってしまいました。
contents
商品情報
- 成分:アボカドオイル、有機溶剤
- 種類:乳化性
- カラー:ニュートラル
- 容量:50ml
- 価格:1,500円
価格はリッチデリケートクリームが1,500円(税抜)で50ml、通常版デリケートクリームが1,000円(税抜)で60ml。
特徴
特徴は、べたつかず、皮革に深く浸透、潤い補給、劣化防止やハリを与える等々・・・。
主成分は通常のデリケートクリームがラノリンなのに対してリッチデリケートクリームはアボカドオイル。97%が天然成分でできているのだそうです。残りの3%は艶を出すための成分との事。
アボカドオイルとは
森のバターと称され、自然派・オーガニックコスメにも使われているアボカドから丁寧に採油した「天然アボカドオイル」を主成分としています。アボカドオイルはべたつかず、皮革に深く浸透していきますので、乾燥した皮革の潤い補給、硬化した皮革の柔軟性アップ、皮革の劣化防止やハリを与える効果など多用途にご使用いただけます。
どの程度のツヤがでるのか、クロケット&ジョーンズの靴で比較
どの程度の艶なのか、サフィールノワールで磨いた左足とリッチデリケートクリームのみの状態(右足)で比較してみました。いつも使っている豚毛ブラシを使うと、ブラシに残っているクリームの蝋で艶が出てしまう為、新品の豚毛ブラシを使用しました。靴は本当に良い靴、5年経過後の「クロケット&ジョーンズのコノート」。
写真で見るリッチデリケートクリーム
通常版のデリケートクリームよりも透明度が高い
リッチデリケートクリームを塗った直後
[写真]リッチデリケートクリームを塗った直後
リッチデリケートクリーム塗布→ブラッシング後
[写真]新品の豚毛ブラシでブラッシング後
リッチデリケートクリーム(左)靴クリーム(右)の艶の比較
[写真]左:リッチデリケートクリーム 右:イングリッシュギルド BRクリーム(ブラック)
通常版デリケートクリームとの違い
通常版デリケートクリームは羊毛から抽出された成分、「ラノリン」が主成分で動物性。対するリッチデリケートクリームは97%が天然成分、「天然アボカドオイル」を主成分としています。リッチデリケートクリームの方が革への浸透が早いそうです。
なんとなく良さそうだからという理由だけで何度もリピートし続けていた期間があった「デリケートクリーム」。そのリッチ版、「リッチデリケートクリーム」。明らかな違いは見た目の透明度が高いことと艶が出るという2点。香りとプルプル度もアップしており、塗った後の、なんとなく革に良さそうな感覚も増しています。
リッチデリケートクリーム レビュー まとめ
仕上げ用のクリームではない為、ほんのりとした控えめなツヤ。必須のケアアイテムとまでは言いませんが、これまで使用してきたシューケアアイテムの中で使った後に感じる「なんとなく良さそうな感覚」は、このリッチデリケートクリームが一番です。コロニルのディアマント(現:1909シュプリームクリームデラックス)でもここまでの感覚は得られません。
革靴の内部、時計の革ベルト、財布等の小物にも
肌や衣服に直接触れる部分、革靴の内部やベルト、時計のベルトや財布等にこのリッチデリケートクリーム使うと、全くツヤが出ないデリケートクリームに比べて、ほんのりとツヤがでるので手入れをした実感をより味わうことができます。
革製品であればある程度、どんなものでもどんな場所にでも使えるのではないかと思います。
新品の革靴を馴染ませる時に靴の内側、革ベルト(含む内側)に使ってみましたが、3%程度入っていると言われているツヤを出す為の成分で肌触りが悪くなることはありませんでした。
通常版のデリケートクリームとの使い分けが難しいところではありますが、ほんのりと艶が欲しい革小物(ベルト、財布、名刺入れ等)の手入れに、あれば非常に便利なクリームなのではないかと感じました。
リッチデリケートクリームのメリット(通常版デリケートクリームと比較した場合)
- 香りが良い
- ほんのりとした艶が出る(ベルト、財布等の手入れに最適)
- より丁寧な手入れをしたという実感が得られる(リッチな気分になる)
リッチデリケートクリームのデメリット
- 価格が高い
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