【エイジング】チャーチ コンサルは本当に良い革靴だ|新品時~エイジングレポート
チャーチ コンサルが完全に足に馴染んだ
チャーチのコンサルを購入してからの履歴(エイジング、リペア)を記しています。
1日履いても痛みを感じなくなるまでに1年半もの期間を要しました。
着用の頻度は週1〜2回、多い時で3回履くこともあります。
contents
チャーチ コンサル 購入からの履歴
【写真】購入からの経年変化の履歴
新品時
3ヶ月後のエイジング
6ヶ月後のエイジング
8ヶ月後のエイジング
ようやく馴染み始めたタイミングでつま先に傷が入ってしまいました。
1年6ヶ月後のエイジング
2年半後のエイジング
4年後のエイジング
5年後のエイジング
5年6ヶ月後のエイジング
6年後のエイジング
カウンターライニング(内側踵部分)のリペアを行いました。
7年後のエイジング( Youtube動画 6:34~)
千葉スペシャル式でコンサルを磨いてみました。まだまだ綺麗な状態を保っています。
チャーチ コンサルの価格
渡辺産業(株)が展開するBRITISH MADEの販売価格は税込で160,600円(2022年8月現在)。東京フットウエア(株)が楽天市場やAmazon、Yahoo!ショッピング等で展開するT-SUPPLYでは9万円弱の価格で販売されています。
因みにワタクシは、2015年にUA(ユナイテッドアローズ)の実店舗で79,000円(税抜)で購入しました。
チャーチ コンサルの革質
タンナーがどこで鞣しの方法がどうとか原皮がどうのこうの…よくわかりません。
ワタクシにとって良質な革とは、キメが細かく、手入れに時間をかけなくても艶があり、皺の入り方が綺麗で耐久性に優れていること。
履く度のブラッシングとたまにほんの少しのクリーム(イングリッシュギルド ビーズリッチクリーム)で手入れをすると美しい艶が出る。皺の入り方も皺の形状も美しい。価格を上げればまだまだ良い革質のものがあるのだろうと思いますが、間違いなく良質の部類に入ります。
馴染むまでは地獄でもその後は
履き始めの頃は真剣にサイズを間違えたと思ったくらいきつく、痛い思いをしました。最初の半年間はまさに修行そのもの。でも完全に馴染んだ時に、靴にこう言われたような気がします。
『 これがあなたのサイズだ 』 と。
実は、他の手持ちの革靴のおおよそ半数はインソール( スペンコ )を入れて履いています。
どれも3年以上は履いていますが、革が伸びて、インソールを入れないと緩くて歩きづらいく、インソールを入れることで解消できています(クッション性があるので疲れない)が、サイズ選びという意味では完全に失敗していたのだなあと改めて思います。
修行の期間が長引いた理由はサイズ選びだけではなく、ダブルソールである事も理由として挙げられます。
[写真]綺麗に入った皺
道具ではない、もはや体の一部
履いてスポーツをする訳ではなく、ただ歩くだけの靴に過度なフィット感を求めるのは趣味の領域(靴バカの世界)になると思います。
しかし、1年6か月もの間、痛い思いをしながらようやく自分の足の形に馴染んだ靴は、ただぴったりとフィットしていて歩きやすい、というだけでなく、まるで自分の体の一部になったような感覚があります。
足に馴染んでからは痛みも全く無く、歩きやすく疲れ難い。スニーカーを含めた手持ちの靴の中で3本の指に入る程履き心地が良い靴に育ってくれました。
チャーチ コンサルは本当に良い革靴だ
冠婚葬祭用、ビジネス用等、革靴で何を買えばよいか迷っている方は、内羽根のストレートチップのチャーチのコンサルを買っておけば間違いありません。ロングノーズでもなくショートノーズでもない見た目も最高にカッコよく、飽きることはありません。
マイナスの要素が少ない、本当に良い革靴だと思います。
値上げについて(2022年追記)
ワタクシが購入した2015年は8万円弱だったのが、毎年のように値上げを繰り返し、2022年現在ではおおよそ16万円と倍の価格に跳ね上がっています。恐らくですが、革質や製法等が格上げされた様子はなさそうなので、革靴ブランドの中でも最高レベルの価格帯に近づけることでプラダグループの革靴部門としてのラグジュアリーブランド化を狙っているのではないかと勝手に予測しています
「マイナス要素が無い本当に良い靴」だと書き記しましたが、ブランドイメージの為に価格だけ跳ね上がって内容が変わっていないとなると、広く一般にオススメする要素が薄い革靴ブランドになってしまいました。
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商品紹介
CONSUL(コンサル)
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イギリスの老舗名門紳士靴ブランド「チャーチ」のドレスシューズ“CONSUL"。 シンプルながら存在感のある佇まいは、“領事"という名に相応しいモデル。 足を入れたその時から姿勢が正されるようなシューズです。 ラストは角ばりすぎず、丸すぎないバランスの良いトゥが特徴で、上品でクラシックなイメージの「#173」ラスト。
「チャーチ」のドレスシューズの定番に長く使用されていた「#73」のトゥシェイプを受け継ぎながら、現代人の足型を考え進化させたラストです。 名作のアッパーデザインはそのまま継承しており、まさにこれからの「チャーチ」の定番といえるモデル。 内羽根・ストレートチップというドレスシューズの基本となるデザインなので、長く愛用できます。 一足は持っておきたい、「チャーチ」の王道ストレートチップ“CONSUL"です。
ブランド紹介
Church's(チャーチ)
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イギリスの老舗名門紳士靴ブランド「チャーチ」は、1675年に生まれた靴作りの名匠ストーン・チャーチによってその礎を築かれました。 彼の技術を受け継いだ曾孫のトーマスが妻のエリーザ、息子のアルフレッド、ウィリアムと共に、1873年に靴作りの町ノーザンプトンのメープル・ストリートに小さな工房を開いたのが始まりです。
この当時の靴は左右の区別がない形をしていましたが、「チャーチ」は初めて左右の区別がある靴を製造し、サイズ展開にもハーフサイズを取り入れました。 この革新的な発明によって、「チャーチ」は1881年にロンドンで行われた靴の展覧会で金賞を受賞します。 これをきっかけとして、数年のうちに「チャーチ」は高級シューズの代名詞的な企業へと成長し、ノーザンプトンだけでなく、ロンドンやその他ヨーロッパの最高級シューズショップでもその名を知られるようになりました。
「チャーチ」の歴史の背景には、ピューリタン革命時に軍用靴を大量生産したことで発展したノーザンプトンの街の歴史があります。 耐久性と実用性を重んじた靴作りを元に発展したノーザンプトンは、「グッドイヤー・ウェルト製法」の靴作りの街として有名になりました。 「グッドイヤー・ウェルト製法」で作られた靴は甲革から本底を取り外しやすいため、本底の張り替えが容易に行なえ、靴を長く愛用することができます。
また頑丈で型崩れが少ない事に加え、中底にコルクを挟んで縫製されることで、履くほどに足になじんで長時間の歩行にも適した快適な履き心地になります。 1965年に「チャーチ」はエリザベス2世の訪問を受け、英国産業界で最高の名誉とされる「クイーンズ・アワード」を授与されます。
これによって、正統派の英国靴としての「チャーチ」の不動の地位はより強固なものになりました。 19世紀に靴の概念を革新した「チャーチ」は、そのスタイルを長い時間をかけ普遍的な物にし、王道を行く格調高いブランドとして現在も変わらぬ魅力を放っています。 その品質は高い評価を受け、物を大切に使い続ける英国紳士に愛されてきました。
「チャーチ」の革靴は今もノーザンプトンの工場で製造され、1足あたり8週間の時間をかけ、250に及ぶ工程を経て製造されています。 その実直な靴作りは創業から140年を超え、現在も継承されています。
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Title: Re: Re: Church'sコンサルは本当に良い靴だ|チャーチ Consulが完全に馴染んだ
Posted by S
型崩れしていませんよ。
中古の靴を買う程落ちぶれていません。
Title: Re: Church'sコンサルは本当に良い靴だ|チャーチ Consulが完全に馴染んだ
Posted by n
型くずれですね(笑)中古で十分だったのでは?
Title: リロさん 〉
Posted by S
型崩れしたのか、馴染んだのか
どちらにしても自己満足の世界なのでポジティブシンキングで良いのではないでしょうか。ワタクシはそう思います。
Title: Re: Church'sコンサルは本当に良い靴だ|チャーチ コンサルが完全に馴染んだ
Posted by リロ
サイジングは本当に難しいですよね
手元にある、時間をかけて馴染んだ革靴を眺めていると...
「サイズ選びに成功!」したのか
長い時間をかけて自分の足で靴を変形させ型崩れさせてしまったのか
時々わからなくなることがあります...