【メンテナンス】トコノールでベルトのコバの手入れをする|KTルイストン コードバンのベルトの手入れ①

KTルイストンのコードバンベルトの手入れ①|コバの手入れ編
KTルイストンのコードバンレイヤーベルトを購入してから3ヶ月が経過しました。
ベルトは1本しかないので週5回の使用。しかもノーメンテ(手入れを一度もしていない状態)です。
今回はコードバンのベルトの手入れの様子をご覧いただきたいと思います。
「①コバの手入れ編」 と 「②全体の手入れ編」 の二本立てでお送りします。
①コバの手入れ編

使用した物
- トコノール
- 綿棒
- マスキングテープ
- 水牛のマッサージスティック
- 布(着なくなったTシャツの切れ端)
これまでは、コバの手入れ=コバスーパーでした。
コバスーパーに特に不満はありませんが、今回はトコノールという製品を使って手入れします。

定番仕上剤『トコノール』
レザークラフトの必需品『トコノール』はコバ、トコ面を美しく、なめらかにする仕上剤の定番です。
天然ワックスを配合し、コバ・床面の毛羽立ちを押さえ、美しく丈夫に仕上げます。 その唯一の性能は、いつでもだれでも簡単に、どの他社製品よりも長持ちします。
手順
- ベルトのコバ部分を観察して、色が剥がれている部分を確認する
- 色が剥がれている部分の周辺にマスキングテープを貼る
- 綿棒にトコノールをとり、色が剥がれている部分に塗る
- 半乾きの状態で水牛のマッサージ棒を使って患部を擦る
- 布でから拭きして完了
【手順1】ベルトをのコバ部分を観察して色が剥がれている部分を確認する
「①金具と擦れるベルト穴の周辺部分」と「②腰(後ろ)のベルトループと擦れる部分」の2か所が激しく色が剥がれています。

【写真①】金具と擦れるベルト穴周辺部分

【写真②】腰のベルトループと擦れる部分
【手順2】色が剥がれている部分の周辺にマスキングテープを貼る
トコノールを塗る時に、はみ出さないように色が剥がれている部分の周辺にマスキングテープを貼ります。


【手順3】綿棒にトコノールをとり、色が剥がれている部分に塗る
綿棒に少量のトコノールを取り、慎重にコバに色を乗せていきます。

【手順4】半乾きの状態で水牛のマッサージ棒を使って患部を擦る
半乾きの段階で水牛の角のマッサージ棒でコバを擦っていきます。
半乾きの時に塗った箇所を平な物で擦ることで、革の繊維がおさえられてツヤが出るそうです。

【手順5】布でから拭きして完成
着なくなったTシャツの切れ端でから拭きをします。
色付き(黒)のトコノールを使用したので、シャツに付かないようにから拭きをしっかりと行いました。
【写真】Before&After
Before

After

Before

After

Before

After

After

コバの手入れにはトコノール
手順1から5まで15分程度で完了しました。
コバスーパーはペンキで塗ったような艶でしたが、トコノールは革の持つ風合いを残した美しい艶が出ます。手順の3~5を何度か繰り返すことでさらに艶が出ました。
乾く時間もコバスーパーよりも格段に速い。手入れをしてから2週間ベルトを使用しましたが、色がすぐに取れるようなこともなく、綺麗な状態をキープしています。
ベルトだけでなく財布や名刺入れといった革小物のコバにも使用しましたが、すべて綺麗に、簡単に仕上がりました。
コバには「コーバスーパー」ではなく「トコノール」を使うことをオススメします。
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