オールドチーニー アーサー(1970年代製 )|布ライニングのメリットとデメリット

[写真]ジョセフチーニー ウィングチップ
仕事用の靴にチーニーのウイングチップの靴を購入(ヤフオクで落札)しました
これまで仕事で履いてきた靴はすべてキャップトゥの内羽根式。
カジュアルな印象を持ってしまうウイングチップの靴は避けてきました。
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ウイングチップでも内羽根ならビジネスシーンでも問題ない

何故長い間避けてきたウイングチップの靴を購入することになったのか。
理由は一言で言うと安かったから。価格は25,000円。ヤフオクで落札しました。
ヤフオクあるあるなのかもしれませんが
- 自分の中での上限価格で入札
- ↓
- 入札したことを忘れる
- ↓
- 落札メールが届く
皆さんも経験があるのではないでしょうか。
正直に言うとソレです(笑)。
勿論それだけではありません。
マイサイズであること、新品・未使用であることは当たり前ですが、ウイングチップでも黒で内羽根であれば仕事で履ける(個人差、環境の差があります)のではないか、や1足は持っておくべき靴なのではないかと以前から密かに狙っていました。
気になっていたブランドであるチーニー(Cheaney)であったことも理由の一つとして無いと言えば嘘になります。
モデル表記は無いが、ジョセフチーニーの現行モデルなら「アーサー」

チーニーの内羽根のウィングチップで現行品ならアーサーというモデルですが、モデル名の表記はありませんでした。

[写真]ジョセフチーニー アーサー
まさかのオールドチーニー(旧チーニー)、まさかの布ライニング
手元に届いてから実際に手に取って見てみると驚くべき事実が発覚しました。

[写真]ライニング(裏地)の前半部分が布
なんと、ライニング(裏地)が布でした。
ある程度の(古い)年代に製造された靴に見られる布ライニング。
「新品・未使用であるものの、古い物になります」とは商品説明にありましたが、古くてもせいぜい~10年程度かと思っていました。まさかの旧チーニー(オールドチーニー、Old Cheaney)でした。
マニアではないワタクシにとって靴は単なる道具であり消耗品。消耗品とは言え、長く使う(履く)ものなので、布ライニングの仕様であることは希少価値があったとしてもマイナスの要素でしかありません。革ライニングより耐久性が低いのは明らか。
足入れして写真をブログに載せた後、買い取り屋に査定に出すか真剣に悩みました。一度でも履いて外に出ると査定額が下がってしまいます。
> 革靴のオンライン買取(査定)|買取査定に出す際に「やらない方がいいこと」と「やった方がいいこと」
サイズはぴったりで革質も悪くはなさそう。今すぐにでも履きたい。でも布ライニング。すぐにライニング(布)が破れてしまわないだろうか。手元に届いてから2週間程、履かずに悩みました。
履き始めてから3か月経過

意を決して履き始めて(週2回着用)3か月が経過しました。
今のところライニングは破れていません。
布ライニングのオールドチーニーは始めの数回は圧迫感があったものの、初日から足にピッタリとフィットして1度たりとも痛みを感じたことはありません。靴の履きおろしで痛みを感じなかったのは初めてのこと。
布ライニングは馴染みが早いと言われているようですが、ここまでだとは思いませんでした。スニーカー感覚です。
ジャストサイズ故に皺の入り方も綺麗です。

現行チャーチ コンサル(2年半使用)との比較写真

[写真]左:オールドチーニー(3か月使用) 右:現行チャーチ コンサル(2年半使用)

[写真]左:オールドチーニー(3か月使用) 右:現行チャーチ コンサル(2年半使用)
旧チーニーのウイングチップシューズは本当に良い靴だ
2年半着用の現行のチャーチ コンサルと比べると皺の入り方は少々ワイルドな感じです。
実際に手に取って買わなかった為に購入後にライニングが布であることが発覚したワケなんですが、結果的には大成功。
手持ちの靴で1番履き心地が良く、週に2回登板させています。ウイングチップであっても黒で内羽根であれば問題なく仕事で履ける靴だということも確認できました。
布ライニングという不安要素はありますが、気にせずガンガン履いていこうと思います。
6か月後(週1回強着用)のエイジング

手入れをする前のリアルな皺が入っている状態を載せました。
平日仕事で履いて脱いだ直後の状態です。
手入れは履く度のブラッシングと2回〜3回毎にイングリッシュギルドビーズリッチクリームを使って手入れをしていて、それ以外は何もしていません。
さすがに6か月では布ライニングはまだ破れる気配無し。
布ライニングのメリット・デメリット
メリット
- 履き始めてから馴染みが早い
- 履き心地がスニーカー感覚
- 通気性が良いので夏でも蒸れない
- 丸洗いの時に早く乾く
デメリット
- 布の為、劣化(破れ)が早い(はず)
- 通気性が良い為、冬は足が冷える
- 皺が深く入る
購入から10ヶ月後

レザーソールに穴が開いたのでTOPY社のハーフラバーを貼ってもらった
購入から1年弱(10か月)、着用頻度は週に1回〜2回。履き心地極上。心配していたライニングの破れ等もまだありません。
がしかし、レザーソールに穴が開いてしまいました。

レザーソールでオールソールをと考えましたが、費用の関係で近所の店舗でハーフラバーを貼ってもらうことにしました。
この店舗は靴の修理の他に、合鍵の作成やメダカの販売もやっているマルチな展開をしている店なので少し心配でしたが、会社から近い&税込で2,000円という低価格に惹かれてお願いしてみることにしました。RESHでのハーフラバーの価格がで税込で2,376円なので400円弱安い。
フランスのメーカー「TOPY」
見た目の仕上がりは全く問題なし。ハーフラバーの素材はビブラム社ではなく「TOPY」というフランスのメーカーのそれでした。



初めて見た(聞いた)名前ですが、グリップ力はビブラム社製のものと比べて変わりありませんでした。
話によるとビブラム社製のものよりも耐久性が高いとのこと。
しばらく履いてみてレポートしたいと思います。
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Title: Re: 【買ったモノ】Cheaney(チーニー)モデル名不明 内羽根ウィングチップ|ジョセフチーニー アーサー
Posted by ryu
最近ebayでUKからまさにこの同モデル同カラーの未使用品を落札しました。
自分の落札したものにはAS Avon 4048と記載されていたので恐らくモデルavonのlast4048だとは思うのですが、現行のavonとは似ても似つかないし4048ラストもネットで調べても全く引っかからず彷徨っていたところこのブログを見つけました。
他の方のコメントを見るに70年代のモデル!?とのことなのでネットで出てこなくて当然ですね。
心のモヤモヤがちょっと晴れました。
ありがとうございます。
Title: シモダイラさん >
Posted by S
ありがとうございます。
大切に履きたいと思います。
Title: Re: Cheaney(チーニー)モデル名不明 ウイングチップ内羽根 [買ったモノ]
Posted by シモダイラ
こちら70年代のものだとおもいますよ。
良いものを手に入れられましたね。
Title: Re: Cheaney(チーニー)モデル名不明 ウイングチップ内羽根 [買ったモノ]
Posted by ラグナ
こんにちは。
補足です。
ご存知の話かも知れませんが、コロニル1909シュプリームクリームをおすすめします。
デリケートクリームより、さらっと仕上がります。
Title: ラグナさん 〉
Posted by S
お久しぶりです。
デリケートクリームを塗ると痛みにくかったのですね。靴のインナーに関しては全くと言っていいほど何もしていないのでこれを機会に真剣に考えてみようと思います。
コメントありがとうございました。
Title: Re: Cheaney(チーニー)モデル名不明 ウイングチップ内羽根 [買ったモノ]
Posted by ラグナ
お久しぶりです。
くつひもの話の時から気になっていましたが、チーニーのウィングチップだったのですね。
素敵な靴だと思います。
私の場合、布のライニングは小指の当たる所が傷みやすかったです。
あらかじめその部分にデリケートクリームを塗り、革自体を少し柔らかくしておくと、傷みにくかったです。
ご参考まで。。。