革靴の縫い目の糸(ステッチ)がほつれてしまった時の対応|ストレートチップキャップトゥ
革靴の縫い目の糸(ステッチ)のほつれ問題
革靴を履いていたら必ず直面する、縫い目の糸(ステッチ)の「ほつれ(切れ)」問題。
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革靴の糸(ステッチ)がほつれてしまう原因
どれだけ大事に履いても半年から一年くらいで写真のようにどこかしらの糸がほつれて飛び出てきます。
考えられる革靴の糸がほつれてしまう原因は
- 手入れの時にブラシ等で擦りすぎて磨耗してほつれる
- 革が伸びる過程で糸が引っ張られて切れてほつれる
- 経年劣化で糸が弱ってほつれる
激しく手入れをしないようにすること以外は気を付けようがありません。
じゃあどうするのか。
革靴の糸(ステッチ)がほつれてしまった時の対応
手入れをしている時にステッチのほつれに気付くことがほとんどなのですが、そのままにして履いていると気になって仕事に影響がでます。
ハサミで切ってライターで焼く
[写真]鼻毛切りハサミ(ダイソー)とライター
飛び出た糸をハサミで切って残った糸をライターで焼くという方法で処理しています。
ハサミは鼻毛切りハサミを使っているのですが、刃が薄く短いのでピンポイントで飛び出た糸をキャッチできます。ちなみに鼻毛を切る時もこのハサミを使っています。兼用です。ダイソーで買って5年以上使っています。
ライターは普通の100円ライター。残った糸を焼く時は、革が焼けないように素早く処理する必要がありますが難しい作業ではありません。
手順1.飛び出た糸を鼻毛切りハサミで切る
[写真]手順1.飛び出た糸を鼻毛切りハサミで切る
[写真]鼻毛に見えなくもない切った後の糸
手順2.残った糸をライターで焼く
[写真]手順2.残った糸をライターで焼く
ビフォーアフター写真
[写真]左:Before 右:After
[写真]左:Before 右:After
綺麗に出来ました。
革靴の縫い目の糸(ステッチ)がほつれてしまった時の対応【DIY】(Youtube動画)
ステッチがなくなってしまった場合はプロに依頼
長い期間履いていく中で、糸が飛び出る度に「ハサミで切って焼く」を繰り返していると写真のようにいずれ糸が無くなってしまいます。
4年半愛用しているストレートチップチャーチのコンサルのキャップトゥの部分の糸が無くなってしまいました。 こうなってしまうと自分ではどうすることもできず、プロに頼るしかありません。
シューリペア界の雄「RESH」
依頼したのはいつも修理をお願いしている「RESH」。
ストレートチップのキャップトゥ部分のステッチ切れリペアの料金
糸が無くなってしまった部分が広いので料金が高くなってしまうかと思っていましたが、通常のほつれの修理料金と同じ1箇所800円(税抜)でした。写真は右足だけですが、左足の方も少し糸が抜けていた部分があったので両足の修理をお願いしました。
ビフォーアフター写真
Before
[写真]修理前
After
[写真]修理後
Before
[写真]修理前
After
[写真]修理後
Before After
[写真]上:Before 下:After
[写真]左:Before 右:After
革靴の縫い目の糸(ステッチ)がほつれてしまった時の対応まとめ
革靴の「糸のほつれ」に気付いたら、
- ハサミで切ってライターで焼く
- 糸が抜けて無くなってしまったらプロにお願いする
目立たない、気にする必要がない部分であれば放っておくというのも一つの方法かと思いますが、切って処理してあげるとスッキリして気持ちよく履くことができます。鼻毛と同じ考え方でよいのではないかと思います。
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