【リペア】スーツ(スラックス)の破れを「かけつぎ」で修理した|ママのリフォーム

スラックスの破れをかけつぎで修理
スーツのスラックスの破れを修理しました。
破れた箇所は左足膝外側部分、約1.5cm縦に裂けています。気づいた時には破れていて、何かに引っ掛けて裂けてしまったのだろうと思いますが、このタイプの破れは「鍵裂き」呼ばれているそうです。
修理箇所が目立たない「かけつぎ(かけはぎ)」という方法で修理をしてもらいました。
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かけつぎとは
かけつぎとは
衣類にできたキズや虫穴を、元に近い状態へ修復する技術のことをいいます。同製品の生地や糸を使用し手作業のみで修復していくため、非常に高度な技術が求められますが、数ある修理方法の中で最も綺麗に仕上がる方法だといわれています。職人の高齢化に伴いかけつぎができる人は年々減っており、全国的に貴重な技術となっています。 ※かけつぎ(関西での呼び名)とかけはぎ(関東での呼び名)は同義です。

[写真]裾上げ時の生地の切れ端
スラックス購入時に裾上げをした切れ端を持ち込みました。
切れ端は無くても出来ないことはないそうですが、同じ素材(糸)を使うことでより目立たない仕上がりになるのだそうです。
かけつぎの料金
利用した店舗はいつもお世話になっている、近所の「ママのリフォーム」。株式会社ツヅキが全国展開する洋服のお直し専門店です。
価格は10,000円(税抜)でした。

前払で2,000円を支払い、約1週間後、見積り価格提示後に修理する/しないを決めることが出来ますが、修理しないことを選択しても前払した2,000円は戻ってきません。修理完了後にトータル金額(10,000円)から前払金額(2,000円)を引いた8,000円を支払いました。
かけつぎ後の写真
かけつぎ前

[写真]かけつぎ前の穴が開いている状態
かけつぎ前

[写真]かけつぎ前 完全に裂けている状態
かけつぎ後(表)

[写真]かけつぎ後 実際に見ても修理跡が全くわからない
かけつぎ後(裏)

[写真]かけつぎ後 裏を見ると修理箇所がわかる
まとめ
特に思い入れがある訳でも高級なわけでもないグリーレーベルリラクシング(byUNITED ARROWS)のスーツでスラックスの価格は15,000円程度。その修理に10,000円を支払うのは少し気が引けましたが、仕上がりを見てやって良かったと心の底から思いました。10,000円なら安いとすら感じました。
「かけつぎ」でできる修理には、今回のスーツの「カギ裂き」だけでなく、擦れて薄くなった部分やタバコの「焼け跡」、Tシャツやスウェットの虫食い、ジーンズの穴などでもかけつぎが出来るそうです。
洋服に穴が空いてしまった場合に直ぐに捨てるのではなく「かけつぎ」が出来る修理店に持ち込んでみてはいかがでしょうか。
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Title : pai_ai_aiさん>
Posted by S
コメントありがとうございます。
リペアの目的は直して使い続けることなので目立たないような方法を選んでいるつもりですが、確かにチャールズパッチはそうなっていないですね。
パテ埋め、かけつぎは綺麗に直せていると思いますが目立っていますか?
補足ですがスラックスは15,000円、2パンツで購入しており、スーツとして上下セットで総額は70,000円程度です。
> さすがに15,000円のスーツに10,000円かけるとは。。私ならしない。。
>
> しかし…チャールズパッチで目立つ処置。カカトの傷にはパテ埋め。そして今回。一体全体、傷を目立たなくさせたいのかはたまたその逆か。。
Title : Re: 【リペア】スーツ(スラックス)の破れを「かけつぎ」で修理した|ママのリフォーム
Posted by pai_ai_ai
さすがに15,000円のスーツに10,000円かけるとは。。私ならしない。。
しかし…チャールズパッチで目立つ処置。カカトの傷にはパテ埋め。そして今回。一体全体、傷を目立たなくさせたいのかはたまたその逆か。。