【糞】カミーユフォルネ(CAMILLE FOURNET)の時計用革ベルト ヴォーリス 使用6か月レビュー

カミーユフォルネの時計用革ベルト使用6ヶ月後レビュー
カミーユフォルネの時計用革ベルトの使用を開始してから6ヶ月が経過しました。
ベルトを装着している時計は1960年代のIWC(通称オールドインター)。ほぼ毎日着用しています。
まだ使用開始から6ヶ月ではありますが、正直に申し上げて胸を張ってオススメできるものではありませんでした。その理由、メリット/デメリットをまとめましたのでご覧下さい。
購入時の記事
使用モデル「ヴォーリス」の商品情報
- モデル名:ヴォーリス ブラック
- 価格:15,000円(税抜)
- 品番: FTNV47-318001HCB
- 特徴:裏材アンチ・スウェット仕様(ラバ-コ-ティングした牛革)/ ブラック。
取付部ストレ-トの時計に対応。 なめらかな絹のような表面と心地良い肌触りが最大の特徴。
( カミーユ・フォルネHP )
使用6ヶ月後の写真
※尾錠は別で購入し交換したものです。
メリット
- 手入れが簡単
手入れが簡単
手入れらしい手入れはしておらず、1ヶ月に1度デリケートクリームを塗るのと、内側のゴム部分をウェットティッシュで拭くだけです。
今までは、ある程度の期間使って汗と汚れが染み込んで臭くなる手前で丸洗いをしていました(半年~1年に1度くらい)。カミーユ・フォルネのベルトはカウチュ(ゴム)が汗、汚れの侵入を防いでくれるので、丸洗いは不要。時計のベルトの丸洗いは革靴程手間はかかりませんが、ウェットティッシュで拭くだけでよいというのはかなり楽。
デメリット
- 内側に貼ってあるカウチュ(ゴム)の部分が蒸れる
- 短い(ベルトの長さが)
- 小穴が偶数(6個)
内側に貼ってあるカウチュ(ゴム)の部分が蒸れる
やはり革素材と比べると「蒸れ」る感覚があります。革であればある程度汗を吸収してくれますが、吸汗機能が全くないゴム素材は少し汗をかいただけでも不快感があります。手入れが簡単な分、着用時は蒸れるというデメリットになります。
寒い時期は全く気になりませんでしたが、3月以降徐々に暖かくなってくるにつれて室内にいてもなんとなく蒸れた感じがあります。7月以降は使用をやめました。(NATOナイロンストラップベルトに付け替え)
短い(ベルトの長さが)
長さは115mm×75mm。「小穴」の位置で調整可能なサイズは違ってきますが少し短い。見た目のバランスが悪く、緩めで使いたい時に穴を一つずらすと寸足らずな感じが気持ちが悪い。より大きい(長い)サイズ展開は無し。
小穴が偶数(6個)
ベルトの「小穴」の数についてですが、多くの革ベルトの小穴の数5個or7個で奇数なのですが、カミーユフォルネは6個(偶数)。小穴が5個なら3番目、7個なら4番目と中央になる穴を使用するのが一般的なのですが、カミーユフォルネの革ベルトは中央の穴が存在しません。これも非常に気持ちが悪い。
剣先部分のゴムが剥がれた
使い方の問題もあるのかもしれませんが、剣先のコバのゴムが剥がれてしまいました。 時計を装着する時に毎回「剣先」が「定革」に擦れ続け、剥がれたものと思われます。
剣先ゴムの剥がれと原因の写真
着用時、毎回落ち着いて剣先が定革に触れないように装着すれば剥がれていないのかもしれませんが、革ベルトを使っていて、この部分が剥がれたのは初めてなので作りの問題もあるのではないかと思っています。
消耗箇所の修理をしてくれるということも「カミーユフォルネ」のベルトを選んだ理由の一つだったのですが、使用期間半年で修理することになるとは思いませんでした。現在修理見積依頼中で2,750~4,400円程度費用が掛かる予定とのこと。
カミーユ・フォルネ時計ベルト まとめ
バネ棒外し無しでバネ棒を外すことができる「アビエシステム」も、内側がゴムの「アンチスウェット仕様」も他のブランドの革ベルトでも採用されており、同スペックのベルトの選択肢は数多くあります。
「カルティエ」や「パテックフィリップ」といった最高峰のラグジュアリーブランドに採用されていることで革ベルトの最高峰のブランドの1つとして知られている「カミーユフォルネ」の時計用革ベルトですが、実際に使ってみると、短いし、小穴の数が少ないし、すぐに壊れるし。
これまで使ってきた「モレラート」、「カシス」、「バンビ」のものと比べて「すべて」において劣っています。価格以外で最高峰を感じることができていません。
もうしばらく使ってみて再度レビューします。
修理見積金額
修理の見積の連絡がありました。
- ① 裏材交換・両側(仕上げ材塗直しも含む):6,600円 (税込) +送料:572円 (税込)
商品をお受取の際、お支払いただく合計金額は ¥7,172 (税込) になります。 ※交換に使用する裏材は「ATEIER DE TOKYO」の文字刻印のみ入ったものになります。
- ② 裏材接着 + 仕上げ剤塗直し:4,400 (税込) もお承りしております。
商品をお受取の際、お支払いただく合計金額は ¥4,972 (税込) になります。
使用開始から半年でまさかの修理費用発生。直したとしてもまたすぐ壊れる可能性が高い為、修理してもらうのはやめました。(→ 廃棄) 時計ベルト史上最高額(15,000円)でしたが、史上最速で廃棄することになりました。
カミーユ・フォルネ時計ベルトは買うな
修理可能ということで選びましたが、やはり時計の革ベルトは使い捨て感覚で使った方が良いのかなという感想。わずか使用半年でしたが、上記の通り、時計ベルトとしてのレベルは最低ランク。良いと感じるポイントが一つもありませんでした。
- 長さが短い
- 小穴が偶数
- すぐ壊れる
- 本体代金高い
- 修理代金高い
全てにおいて残念でした。
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参考サイト
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Title: Re: Re: 【糞】カミーユフォルネ(CAMILLE FOURNET)の時計用革ベルト ヴォーリス 使用6か月レビュー
Posted by S
革ベルトの連続使用を避けるというのはもちろん認識しています。
破損は革の部分ではなく、コバのゴムの剥がれなので造りに問題があったと思っています。
革ベルトは様々なブランドの物を使用してきましたが、同じような使い方をしていますが短期間でこのような壊れ方をするものはありませんでした。
本文にも記載していますが、ベルトの長さ、小穴の数、アフターサービス等、すべてにおいて残念でした。
2度と買うことは無いと思います。
Title: Re: 【糞】カミーユフォルネ(CAMILLE FOURNET)の時計用革ベルト ヴォーリス 使用6か月レビュー
Posted by 亀の子たわし
革ベルトは基本デリケートなもの、休養が必要です。毎日付ければ劣化は早く、どのメーカーのものでも同じだと思います。丈夫さを求めるのであれば、革ベルトを避けて、完全なるラバーベルトか防水性のある合皮を選んだ方が良いでしょう。シルクだって誰もが良いものと思っても決して丈夫な素材のもではありません。