ヴィンテージジーンズの補修(リペア)を安く、綺麗な仕上がりにする方法「セミセルフリペア」|リーバイス 66前期 セルフリペア+ママのリフォーム

ジーンズの補修(リペア)を「安く」&「綺麗に」する方法
ジーンズの破れを格安で補修(リペア)する方法を記載しています。ベストな方法ではないかもしれませんが、可能な限り、「費用」と「手間」を掛けずに綺麗に仕上げることを目的とした方法です。
補修(リペア)するジーンズは、先日入手したリーバイスのヴィンテージジーンズ「66前期モデル」。色は薄めですが、全体的に綺麗に縦落ちがキマっています。
リペアするジーンズ
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すぐにでも穿きたいところですが、「穴だらけ」かつ、「生地が弱っている」のでこのままで穿くことはできません。
ダメージ箇所の写真(リペア前)
以前1度リペアをしてもらったことがあるジーンズのリペアを専門業者(G社)にウェブで見積もりを依頼しました。
ジーンズ専門リペア業者の見積金額

- ①のダメージ:9,350円前後
- ②のダメージ:7,600円前後
- ③のダメージ:13,200円前後
写真の3か所、合計で3万円超えの回答。ジーンズ本体の価格より高いリペア費用を出す訳にはいきません。
ということで今回は、限り無く理想的な「仕上がり」かつ「リペア費用を抑えた」リペア、「セミセルフリペア※」の方法をご紹介します。
※1部のみ自分で作業を行う為「セミ」セルフリペアとしています。
下記の手順でリペアを行った結果、「ジーンズ専門業者レベルの仕上がり」かつ費用を3分の1「1万円程度」に抑えることに成功しました。
「セミセルフリペア」に使うもの
- 接着芯(楽天市場)
- アイロン
「セミセルフリペア」の手順
- 洗濯
- 大雑把なリペアを解く
- 接着芯を貼る(穴が開いている部分+生地が弱っている部分)
- 大衆店(ママのリフォーム)へ持ち込む(糸の色、ステッチを入れる場所を指示)
1.洗濯
[写真]手順1.洗濯
生地が伸びている状態では、綺麗に仕上がらない為、洗濯をしてからリペア作業をします。洗濯方法詳細については下記の記事をご覧ください。
2.大雑把なリペアを解く
[写真]手順2.左足付け根の大雑把なリペアを解く
厚手のデニム生地を当て布に使っているリペアは、表から見るとそれ程違和感はありませんが、履き心地が悪いのと、ダメージの進行の原因にもなるので解きました。大雑把な縫い方がされていたので解くのに時間はかかりませんでした。
[写真]リペアを解いた後
3.穴が開いている部分+生地が弱っている部分に接着芯を貼る
[写真]手順3.接着芯を貼る
穴が開いた部分、生地が薄くなっている部分に接着芯を貼ります。両足ともに足の付け根~ひざ下の部分まで貼りました。生地は綿100%。ストレッチが効くポリエステル素材の物もありますが、あえて綿100%のものを選びました。
[写真]アイロンで接着
使用した「接着芯」
接着芯を貼った後
自分でする作業はこれで終わり。
4.大衆店(ママのリフォーム)へ持ち込む(糸の色、ステッチを入れる場所を指示)
[画像]ママのリフォーム
ここからの作業は、いつもリペアをお願いしている「ママのリフォーム」に依頼します。全国約300店舗を展開しているリペアショップ。ジーンズもジーンズ以外でも何度もお願いしていますが、いつも完璧なリペアを良心的な価格でやってくれます。
- ステッチの色、間隔
- ステッチを入れてほしい場所 等
を細かく指示しました。丸投げするとどんな仕上がりになるか不安ですが、対面で依頼できるので不安も無く安心して残りの作業を任せることができました。
After(リペア完了後)
Before After(リペア前後比較)
「セミセルフリペア」がオススメな理由
ジーンズを補修(リペア)する際、選択肢としては、
- 自分で補修(リペア)する
- 業者に丸投げする
という二択しかないと思っていましたが、今回、途中まで自分でやって、残りを業者にお願いするという新しいパターン「セミセルフリペア」を思いつき、この方法が一番良いということが分かりました。理由は下記5点。
1.「仕上がり後」がある程度イメージできる
[写真]デニム生地を当て布に使ったリペア
写真は別のジーンズのリペアですが、これもプロによる仕事です。当て布にデニム生地が使われていて、何故か裏側が表になるように縫い付けられています。厚いデニム生地を当て布に使うと、次のダメージ(穴)にもつながりやすく、穿き心地も悪い。一見、綺麗に仕上がっているように見えますが、穿いていると上の写真(左側)のように当て布の跡が浮いて出てきます。
[写真]プロの仕事でもいろいろあります
中古で購入したヴィンテージジーンズ。真偽はわかりませんが、前のオーナーの話によると、リペアの価格は1か所「1万円」で、合計で2万円のリペアだったとのこと。驚きの「価格」と「仕上がり」です。(そのおかげで安く購入できたというのもありますが・・・。)
ジーンズの補修をしてくれる店は多くありますが、仕上がりは千差万別。丸投げしてしまうと、イメージとは全く違った仕上がりになることがあります。セミセルフリペアであれば、仕上がり後の状態が、ある程度イメージできるので安心です。
2.めんどくさい作業を自分でやらなくてよい
[写真]ミシン作業は時間がかかる
実際にやったことがある人はわかると思いますが、家庭用のミシンでジーンズを縫うのは時間が相当かかります。ダメージの大きさにもよりますが、途中でミシントラブルが起きたり、糸が足りなくなったりと予想外のハプニングが次々と起こります。
今回の方法では、「洗濯後にアイロンを使って接着芯を貼るだけ」というとても簡単な作業だけでめんどくさい作業は一切無し。作業時間は20分程度でした(洗濯時間除く)。
3.安く仕上がる
評判が良い有名なジーンズリペア業者にお願いすると、仕上がりは間違いのないものになりますが、その分価格は高くなります。今回お願いしたママのリフォームは良心的な価格なので広範囲のダメージであっても安く仕上げることができました。価格はおおよそ3分の1程度。
4.早く仕上がる
日本有数の腕利きのリペア業者ともなると、海外からも依頼があり、「納期半年」なんていうこともあるそうです。対するママのリフォームはおおよそ2週間で仕上がります。余程高価なヴィンテージジーンズなどでなければ、半年は待てません。
5.綺麗に仕上がる
大衆店とは言え、スタッフの技術は一級品。ジーンズ専門ではありませんが、専門ではないだけに臨機応変に対応してくれるのも良い点です。ジーンズ専門業者が無料で公開してくれている動画や写真を見せながら、糸の色、ステッチの間隔等、細かい部分まで丁寧に対応してくれます。
仕上がりの写真を見ていただくとわかりますが、家庭用ミシン、素人の腕では到底できない美しい仕上がりです。
ヴィンテージジーンズを格安で補修(リペア)する方法 まとめ

小さいダメージなら「フルセルフリペア」もできないことはないですが、ミシンを引っ張り出してする地道な作業は、余程のモノ好きでない限りは苦痛に感じる作業になるはず。プロにお任せするのが、「あらゆる面」で効率的。骨董品レベルのヴィンテージジーンズでなければ、ママのリフォーム等の大衆店を利用した、セミセルフリペアがオススメです。
仕上がりイメージ、金額等、店舗によって違いがある可能性がありますのでご注意下さい。自己責任でお願いします。
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ジーンズのダメージを格安でリペアする方法「セミセルフリペア」( Youtube)
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