頑固な汚れ(黄ばみ、黒ずみ、コーヒー染み)が付いた白いスウェット(トレーナー)を洗濯したら新品みたいに綺麗になった|ヴィンテージ ヘルスニット

[写真]HealthKnitレプリカスウェット
(楽天市場)
白いスウェット(トレーナー)を熱湯と食器用洗剤で洗ったら新品みたいに綺麗になった
おおよそ二年前から愛用しているHealthknit(ヘルスニット)のヴィンテージレプリカの白いスウェット。 去年の秋~冬にかけてハードに着倒した為、通常の洗濯(洗濯機で洗うだけ)では落ちない汚れが定着してしまい、着続けるのが厳しい見た目になってしまいました。
そこで今回は、白いスウェットを白いままで着る為に行った、ハードな汚れを落とす方法のご紹介。
今回の方法はTシャツの黄ばみ対策として定期的に行っている方法で、以前に紹介したTシャツの黄ばみを解消した「酵素入り食器用洗剤と60℃のお湯を使った方法|2021.09」ですが、黄ばみだけでなく、時間が経過したコーヒー染み、袖口の黒ずみ等のガンコな汚れを落とす為、沸騰したお湯を使いました。結果、まるで新品のような状態まで綺麗にすることが出来ました。ご覧下さい。
結果から(だけ)見たい方は「Beford After▼」をご覧下さい
汚れが酷い部分の写真
- 【写真1枚目】首回り → 皮脂汚れ(黄ばみ)
- 【写真2枚目】両袖(リブ部分) → 黒ずみ
- 【写真3~4枚目】裾(リブ部分) → コーヒー染み
スウェットの素材はコットン(綿)100%。特に酷いのが、袖のリブを折り返して着ている為その部分の黒ずみ(上の写真2枚目)。破れやすい袖先のダメージを回避する目的ですが、使い古した雑巾のような色になってしまっています。

[写真]リブが長いスウェットの袖は折り返して着る
Youtube
首回りの黄ばみも裾リブのコーヒー染みも黒や紺、グレーのスウェットであれば目立たないレベルですが、白なので一目でわかり、不潔感が漂います。逆に油染みなどは白なので目立たないだけで間違いなく付いているはずです。
使うもの

- 酵素入り食器用洗剤 Lion Magica(マジカ - amazon)
- 洗面器
- 使い古した歯ブラシ
- 熱湯
ポイントは「酵素」と「熱湯」
使う物は上記の4点。食器用洗剤は酵素入りであることがポイント。黄ばみの原因は酸化した皮脂(タンパク質)。タンパク質を分解するのに酵素が有効なのだそう。食器用洗剤なのでコーヒー染みにも効果があるのは明らか。
袖リブの黒ずみに効果があるのかはわかりませんが、今回使う「沸騰したお湯」は常温の水での洗濯と比べ、洗浄力が64倍にも跳ね上がるというデータが出ており、スイスでは洗濯機の水温を95℃にするのが普通なのだそうです。
※ポリエステル、レーヨンその他の素材の場合は縮み、変形してしまう可能性がある為温度は調整してください。
洗濯手順
手順1.汚れが酷い部分の確認
スウェット全体を洗うとお湯が大量に必要なので、なるべく沸かす量を少なくする為、部分毎に洗います。首回り、袖、裾の3か所(3回)に分けて行います。
手順2.洗面器に食器用洗剤マジカと熱湯を入れるて混ぜる
洗面器に食器用洗剤マジカを適量入れ、沸騰したお湯を注ぎます。お湯の量は患部が浸かる程度の量、洗剤の量は適量というより適当。これくらいでいいかなと思った量の3倍入れました。洗剤はこのボトル220mlで200円弱なのでケチることなく大胆に使いました。
酵素は温度60℃で活性化、それを超えると失活(死滅)するそう。ここで入れた食器用洗剤の酵素の効果があるかはわかりません。この後手順4ではブラシに洗剤を直接付けて汚れを落とします。
酵素の力を最大限活かすことを目的とした実験ではなく、汚れたスウェットを綺麗にすることが目的です。
手順3.スウェットの汚れている部分を浸ける
[写真]手順3.スウェットの汚れている部分を浸ける
汚れた部分をお湯に浸けます。時間は20分程度。時間の正解がある訳ではないので汚れ具合を考慮して様子を見ながら調整が必要。
手順4.歯ブラシに食器用洗剤を付けて患部を擦る
[写真]手順4.歯ブラシに食器用洗剤を付けて患部を擦る
酵素は温度60℃で活性化してよく働き、60℃を超えると失活するそう。酵素入り食器用洗剤を直接ブラシに付けて使用します。強く擦り過ぎると生地を傷める可能性があるので調整が必要です。
手順5.再度洗面器に浸ける
[写真]手順5.再度洗面器に浸ける
再度お湯に浸けます。時間は5分~10分程度。
手順6.汚れが取れるまで繰り返す
手順の4~5の「お湯に浸けて洗剤を付けてブラシで擦る」を汚れが取れるまで繰り返します。汚れの具合が酷い場合、冬の寒い時期等であればお湯を足して高温をキープすることも検討する必要があります。
汚れが取れたら終了
目で見て汚れが落ちていることを確認して次の工程に入ります。一度洗濯をしているにも関わらず、処理が終わった後のお湯は濁った色でした(上の写真2枚目)。
手順7.洗濯機の通常コースで洗濯
洗濯機の通常コースで洗います。普段使っている洗剤で「洗濯~すすぎ~脱水」。
手順8.乾燥
洗濯機で洗ったら干して外で乾燥させます。
処理後の写真
首周りの黄ばみ、袖の黒ずみ、裾コーヒー染みの全てを完璧に除去できました。
Before After
首回り

[写真]左:Before 右:After
袖リブ

[写真]左:Before 右:After
裾リブ

[写真]左:Before 右:After
白いスウェットを洗濯した まとめ(注意点)
写真の通り、新品のように綺麗になりました。スウェットだけでなく、TシャツやYシャツ等でも同様の結果が得られます。白なので汚れが目立ち今回のような処理をしましたが、スウェットやTシャツ等目立たないだけで確実に汚れは蓄積していきます。首回りや袖先を中心に蓄積した汚れを放置しておくと生地が弱くなり、ダメージ(破れ)に繋がります。
破れやほつれを味ととしてとらえるかは好みがわかれるところですが、長く着用することを考えると 定期的に汚れを取り除く作業は必須であると考えています。
ですが、今回の方法は熱湯を使用するので、
- 縮む可能性がある
- ポリエステルやレーヨン等の混合素材が使用されている場合は変形してしまう可能性がある(このスウェットは綿100%)
- 色柄物の場合、色落ちする可能性がある
ことを考慮した上で実施してください。
どんな汚れでも100%落ちるというものではありません。クレームの類は一切受け付けておりませんので自己責任でお願いします。
ヘルスニット ヴィンテージ ループウィール スウェット
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Title: Re: 頑固な汚れ(黄ばみ、黒ずみ、コーヒー染み)が付いた白いスウェット(トレーナー)を洗濯したら新品みたいに綺麗になった|ヴィンテージ ヘルスニット
Posted by sono1962
黄ばんだ純白シアサッカー3Pジャケットのカラーに試してみますw。
黄ばんだままだとどうせ着て歩けないのでノーリスクです(^_^;)